イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。東京、京都、大阪で開催中の気になる展覧会をご紹介します! 春の日差しが心地よい今日この頃。お散歩をしながらギャラリー巡りはいかがでしょうか。
死後くん & 多田玲子 ふたり展「ビューティフル・ドリーマー」〜ニュー閉店セール〜
イラストレーターの死後くんと多田玲子さんによるふたり展が、学芸大学前のSUNNY BOY BOOKSで28日(金)からスタートします。
2025年4月に物件の建て替えにより閉店となるSUNNY BOY BOOKS。残すことラスト2回となる展示の1つは、おふたりによるお祭りのような閉店セール! 両者による新作漫画の発表、スペシャルブックカバーのほか、閉店というネガティブをポジティブに変えるありがたいくじ引き、閉店セールのぼりなど盛りだくさん。明るく楽しい、そんな新しい閉店セールをぜひお楽しみください!
死後くん & 多田玲子 ふたり展「ビューティフル・ドリーマー」〜ニュー閉店セール〜
会期: 2025年3月28日(金)~4月8日(火) *水、木休
会場: SUNNY BOY BOOKS
住所: 東京都目黒区鷹番2-14-15(Google Map)
時間: 12:00〜19:00 *最終日18:00まで
中山信一 個展「くるくる」
等々力のBLUE POOLでは、イラストレーター中山信一さんの個展が29日(土)からスタートします。
イラストレーションの仕事はもちろん、近年は絵本の出版も相次ぎ、HIPHOPユニット「中小企業」のラッパーとしても活動し、プライベートでは二児の父でもある中山さん。展示タイトルの「くるくる」はそんな多彩・多忙な中山さんの頭の中を表しているよう。数々のクライアントワークをされつつも、定期的に個展で発表するオリジナルワークは、多種多様な表現方法を用い、毎回それまでのイメージを全部捨て去るぐらいの新しい切り口で私たちを驚かせてくれます。今回も新作にてワクワクする作品世界を見せてくれるはずです。ぜひ会場にてお確かめください。
マツモトヨーコ絵画展
京都・岡崎のギャラリーモーニングでは、イラストレーター・マツモトヨーコさんの個展が開催されています。
京都のRギャラリーでの初個展が自身の出発点だと振り返るマツモトさん。その個展から数えると、今年で画業42年。40余年前とあまり変わらぬ気持ちで制作を続けながらも、目まぐるしく変わる社会情勢に足をすくわれることのないよう、自分の足元をしっかり見つめ、表現し続けていきたいと語ります。本展は、ハガキサイズの作品や、ミニ額の作品をずらりと展示するほか、さまざまなグッズも揃えた、賑やかな画業40周年+展です。しっかりと地に足をつけ自身の表現を続けるマツモトさんの作品をぜひご覧ください。
会期: 2025年3月18日(火)~3月30日(日) *月休
会場: ギャラリーモーニング
住所: 京都市東山区三条通白川橋東入四丁目中之町207番地(Google Map)
時間: 12:00~18:00
南景太 個展「Photon graph(フォトングラフ)」
イラストレーター・南景太さんの大阪では10年ぶりとなる個展が、チグニッタで開催されています。
「見えない光(可視光域外の光)」をもし見ることができたら? という思いで描いたシリーズを展示。また本展では、関西のアート印刷のスペシャリスト「サンクラール」とのコラボレーションにより制作された、10色刷りのオリジナルプリント作品も発表されます。特殊な印刷技法によって新たな魅力を放つ、見えない光の世界をぜひお楽しみください。
リニューアルした「イラストレーションファイルWeb」展覧会情報ページでは、登録イラストレーターの展覧会のお知らせを掲載しています。ぜひご覧ください。
4月18日(金)発売の『イラストレーション』No.246は現在予約受付中です。巻頭特集「人を描く2025」では、赤さん、POOLさん、中島花野さん、西山寛紀さん、竹田嘉文さん、平井利和さん、高杉千明さん、アサバマリエさん、192さん、あわいさんの10名に取材しています。