
イルフ童画館の主催するコンペティション第13回「武井武雄記念 日本童画大賞」の応募要項が発表された。
「こどもの心にふれる絵」の創造を目指して「童画」という言葉を生み出し、その独特の画風で童画界をリードした芸術家、武井武雄。イルフ童画館はそんな武井の作品を収蔵する美術館だ。
日本童画大賞は、イルフ童画館が武井の「童画」の精神を継承する、新時代の「武井武雄」を求めて隔年で開催しているコンペティション。絵の中に込められた物語を大切にした童画家・武井の想いをより一層反映させるべく、「タブロー部門」、「絵本部門」、小・中学生のみが応募できる「こども絵本部門」の3つの部門で作品を募集している。
タブロー、絵本部門の大賞と優秀賞の受賞者は、2026年度にイルフ童画館で開催される「日本童画大賞受賞者展」での展示や、絵本部門の大賞作品はフレーベル館より出版が約束されるなど、作家にとっては大きなチャンスとなるだろう。また入賞の有無に関わらず、絵本部門応募者を対象に、フレーベル館による応募作品の講評会(オンライン予定)も後日開催予定だ。
複数の部門に応募も可能。展示や出版に直接つながるコンペにぜひ挑戦してみてほしい。
「第13回 武井武雄記念 日本童画大賞」応募要項
各部門
タブロー部門
・「ともだち」をテーマとした“童画”(こどもの心にふれる絵)を募集。
・平面で紙を主体(イラストボードは可)としたA2判(420㎜×594㎜)指定。縦横は不問。
絵本部門
・表紙+23ページ または 表紙+31ページ の絵本を募集。
・原画/B3(515㎜×364㎜)以内、縦横は不問。
・絵本部門はダミー絵本(原画の複製)を使用した一次審査あり。
こども絵本部門
・4枚の絵でできた物語を募集。表紙、見返し、奥付、裏表紙は自由。
・原画/B3(515㎜×364㎜)以内、縦横不問。
審査員
タブロー部門
根岸芳郎(画家)、村井美樹(タレント・俳優)、山岸吉郎(イルフ童画館館長)
絵本部門
黒井健(絵本画家)、竹迫祐子((公財)いわさきちひろ記念事業団理事)、池上理恵(フレーベル館取締役執行役員)
こども絵本部門
イルフ童画館
賞
タブロー部門
・大賞 1点
(賞状、賞金50万円、記念品)
・優秀賞(信毎賞)1点
(賞状、賞金20万円、記念品)
・審査員特別賞 3点
(賞状、賞金5万円、記念品)
*副賞として、大賞と優秀賞の受賞者は、翌2026年度にイルフ童画館で開催する「日本童画大賞 受賞者展」への出展の機会が与えられます。
絵本部門
・大賞 1点
(賞状、賞金50万円、記念品、フレーベル館より出版)
・優秀賞(諏訪しんきん賞)1点
(賞状、賞金20万円、記念品)
・審査員特別賞 3点
(賞状、賞金 5万円、記念品)
*副賞として、大賞と優秀賞の受賞者は、翌2026年度にイルフ童画館で開催予定の「日本童画大賞 受賞者展」への出展の機会が与えられます。
*大賞作品はフレーベル館より出版されます。
こども絵本部門
・イルフ賞(中学1~3年生) 1点
(賞状、図書カード1万円、記念品)
・ラムラム賞(小学4~6年生)1点
(賞状、図書カード1万円、記念品)
・赤ノッポ青ノッポ賞(小学1~3年生) 1点
(賞状、図書カード1万円、記念品)
応募締切
2025年11月21日(金)
詳細は「第13回武井武雄記念 日本童画大賞公式サイト」をご覧ください。
https://www.ilf.jp/dogaawards/13th
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