『illustration』No.229が1月18日(月)に発売された。今号では、日本初の本格的トレーディングカードゲーム「ポケモンカードゲーム」を総力特集。特典として、「ポケモンカードゲーム」卓上カレンダー(2021年4月始まり)が付いてくる。また、第2特集の人気企画「グラフィックデザイナーが選ぶ装丁二〇二〇」にも注目だ。
なお発売から1日で、『illustration』No.221以来誌上2回目の重版が決定した。重版出来は2月予定。
特集1 イラストレーションの視点から考える「ポケモンカードゲーム」
「ポケモンカードゲーム」を特集した今号では、歴代カードに使われたイラストレーションの紹介だけでなく、関係者へのインタビュー、「ポケモンカードゲーム公認イラストレーター」による座談会などを掲載する。詳しい内容は下記のとおり。
◇歴代イラスト紹介
1996年に発売された第1弾「ポケットモンスターカードゲーム」から最新作の「ポケモンカードゲーム ソード&シールド」まで、歴代カードに描き下しされたイラストレーションを抜粋して掲載する。
◇貴重な3本のインタビュー
〈インタビュー1〉有田満弘(イラストレーター)
〈インタビュー2〉長屋悟(株式会社クリーチャーズ アートディレクター)
〈インタビュー3〉西田ユウ(イラストレーター、「第1回 ポケモンカードゲーム イラストグランプリ」グランプリ受賞者)
◇「ポケモンカードゲーム」が出来るまで
ポケモンカードゲームのイラストレーションが完成するまでにはいったいどんな工程があるのだろう? 今回はその制作過程を、貴重なラフやポケモンカードらしく仕上げるための修正のやり取りなども交えて公開する。
◇「ポケモンカードゲーム」が生まれる場所
ポケモンカードゲームを開発しているクリーチャーズのオフィスを取材。どのような場所でポケモンカードゲームは生み出されているのだろうか。
◇「ポケモンカードゲーム公認イラストレーター」座談会
ポケモンカードゲームにイラストを描き下ろしているイラストレーター4名に集まってもらい、ポケモンカードゲームの魅力はもちろん、創作の裏話までして頂いた。
参加イラストレーター:きりさき、斉藤コーキ、sowsow、姫野かげまる(敬称略)
◇7人のイラストレーターが描く「ポケモンカードゲームイラスト」
イラストレーターが、本特集のために描きたいポケモンを描き下ろす夢の企画が実現。
参加イラストレーター:ア・メリカ、イケガミヨリユキ、石黒亜矢子、木原未沙紀、久野遥子、げみ、矢野恵司(敬称略)
◇「ポケモンカードゲーム公認イラストレーター」20名が選ぶ、私のお気に入りカード
20名の公認イラストレーターが、これまでに描いた「ポケモンカードゲーム」のイラストから1枚をピックアップ。コメント付きで紹介する。
寄稿者:姉崎ダイナミック、石川ヒデキ、伊里日葉、江川あきら、木村直代、楠部文、こまやま明、こみやトモカズ、さいとうなおき、佐久間さのすけ、さとうなるみ、しぶぞー、SUI、chibi、つるたさや、長澤真、なぎみそ、馬場由起子、ヒョーゴノスケ、村山竜大(敬称略)
特集2 グラフィックデザイナーが選ぶ装丁二〇二〇
4年目を迎えた、恒例の人気企画。10名のグラフィックデザイナーの方々に2020年特に印象に残った自身の装丁、ほかの方が手がけた装丁についてたっぷり執筆して頂いた。
選者:城井文平、木庭貴信、田中久子、名久井直子、成原亜美、野中深雪、水戸部功、宮古美智代、森敬太、吉岡秀典(敬称略)
また、本年は2つの特別鼎談を開催も。グラフィックデザイナー、書店員というそれぞれの立場から装丁について語って頂いた。
〈特別鼎談1〉「多種多様な装丁、その制作の裏側」
アルビレオ(西村真紀子+草苅睦子)+佐藤亜沙美+鈴木千佳子(敬称略)
〈特別鼎談2〉「本を届ける場所から見た装丁」
粕川ゆき+花田菜々子+山下優(敬称略)
連載スイッチ・インタビュー いぬんこ×富永まい
NHK Eテレの子ども番組「シャキーン!」の仕事を共に手がける、いぬんこさんと富永まいさん。タッグを組んで10年以上になる2人が、人気番組の貴重な制作の裏側や、共作の絵本についてなどをざっくばらんに語り合った。
1月18日発売の『イラストレーション』No.229では「ポケモンカードゲーム」を大特集。表紙は有田満弘さんの描き下ろし。付録は「ポケモンカードゲーム」卓上カレンダー(2021年4月始まり)です。