イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。東京で開催中の気になる展覧会をご紹介します! 寒い日が続きますが、ぜひ暖かくしてお出かけください。
新型コロナウイルス感染症の対策として会場毎に注意事項が設けられています。事前に情報をお確かめの上、無理のない範囲でお出かけください。
PARK GALLERY PRESENTS「音楽」
末広町のPARK GALLERYでは、音楽が好きで、音楽を奏でるように表現する作家たちが参加する「音楽」をテーマにしたグループ展が開催されています。
本展は、サブスクが主流となり、音楽の手触りやプロダクトとしての価値、ドラマ性を失いつつあるこの時代に、改めてもう一度「音楽」の持つ「音楽」だけではない魅力を、さまざまなアーティストやクリエイターたちによる多角的な表現を通じて楽しめます。
会期中には、京都を拠点に地域に根ざした世界中のインディペンデントな「人・もの・こと・場所」を発信するメディア「ANTENNA」主催のトークイベントや、ミュージシャンの今泉雄貴さんによる弾き語りライブも開催されます。本展を通じて、音楽の忘れかけていた魅力、まだ出会ったことのない魅力を感じることが出来るかもしれません。
会期: 2023年1月25日(水)~2月12日(日)
休廊日:月曜日、火曜日
会場: PARK GALLERY
住所: 東京都千代田区外神田3-5-20(Google Map)
時間: 13:00〜20:00
<参加作家(敬称略)>
adim、大橋裕之、おざわさよこ、小田島等、killdisco、小谷田大輔、千野六久、なかおみちお、ナカムラミサキ、はるやまひろし、福田とおる(福田トゥルー)、星野佑奈、ルイゾナ
umao solo exhibition 「umao no emoji」
シンプルかつポップな色合いで、かわいらしいフォルムのキャラクターを描くイラストレーターのumaoさん。蔵前にあるTOKYO PiXEL. shop & galleryで、emojiをテーマにした個展が開催されています。
前半はアルファベット、後半はumaoさんらしい絵文字の作品が展示されます。実際に使ってみたい……! という気持ちになってしまう、かわいいオリジナル絵文字たち。好きな言葉や自分や大切な人のイニシャルなど、どんな姿になっているのかぜひ会場でご覧ください!
umao solo exhibition 「umao no emoji」
会期:〈前期〉2023年2月1日(水)〜12日(日)
〈後期〉2023年2月15日(水)〜26日(日)
休廊日:6日(月)、7日(火)、13日(月)、14日(火)、20日(月)、21日(火)
会場: TOKYO PiXEL. shop & gallery
住所: 東京都台東区寿3-14-13-1F(Google Map)
時間: 12:00~19:00 *前期後期の展示最終日は17:00終了
*前期と後期で作品が入れ替わります。
<プロフィール>
umao/イラストレーター。東京在住、京都精華大学デザイン学部卒業。2016年よりイラストレーターとして、書籍や広告、ウェブなどの媒体で活動。
ますむらひろしの銀河鉄道の夜[前編]
代表作「アタゴオル」シリーズや、猫のキャラクターで知られる漫画家のますむらひろしさん。
ますむらさんが最新作として挑んでいるのは、全4巻・約600頁からなる『銀河鉄道の夜・四次稿編』(風呂猫)。本作は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を綿密に考察し、そこから生まれた新たな解釈を猫の姿に託して漫画化したもの。現在、前編となる第1巻・第2巻が発売されており、後編が赤旗日曜版で掲載中です。
八王子夢美術館では、ますむらさんによる「銀河鉄道の夜」の世界を紹介する展覧会が開催されています。本展では、既刊2冊の漫画生原稿300枚と創作資料、メモ、ラフスケッチなどを見ることが出来る貴重な機会となっています。美しい原画の数々と、それらが生み出されるまでの軌跡をぜひお見逃しなく。
会期: 2023年1月28日(土)~3月26日(日)
休館日:月曜日
会場:八王子市夢美術館
住所: 東京都八王子市八日町8-1ビュータワー八王子2F(Google Map)
時間: 10:00~19:00 *入館は18:30まで
*休館日・開館時間は変更になることがあります。
<プロフィール>
ますむらひろし/1952年山形県米沢市生まれ。初めて描いた漫画「霧にむせぶ夜」で1973年に第5回手塚賞準入選。同年「1975」で『月刊ガロ』に入選、1975年に同誌で「ヨネザアド物語」を発表。1976年から『月刊マンガ少年』に「アタゴオル物語」を発表し、同作は初期代表作となり長期にわたってシリーズ化された。1997年に日本漫画家協会大賞受賞。1983年からは宮沢賢治の作品を多数漫画化し、その功績により2001年に宮沢賢治学会イーハトーブ賞を受賞。
「イラストレーションファイルWeb 展覧会情報」のページには展覧会やイベントの情報を多数掲載中。ぜひご覧ください!
1月18日発売の『イラストレーションNo.237』では、それぞれ60年以上のキャリアを誇る、宇野亞喜良さんと田村セツコさんを特集しています。
『ファッションイラストレーション・ファイル2022』では、210名がいまを捉え描き出した、さまざまなファッションイラストレーションを掲載しています。