雑誌『an・an』や『BRUTUS』などのロゴを手がけたアートディレクターとして知られ、『たろう』シリーズや『ぐるんぱのようちえん』(共に福音館書店)などの絵本作家としても活躍した堀内誠一さん。その著書15冊の原画や関係資料を展示する展覧会「ぜんぶ、堀内誠一展」が12月5日(土)から東京・荒川区立ゆいの森あらかわで開催される。
公立図書館が会場となる同展では、「読書」の視点から堀内さんの多岐にわたる仕事を紹介。3階企画展示室では、絵本を中心とした著書15冊の原画や関係資料が展示される。なかでも、『こすずめのぼうけん』(福音館書店)は全ページ分の原画と未掲載分を見ることが出来る。
また1階エントランスホールでは、堀内さんが手がけた雑誌のアートディレクションの仕事や、親交のあった多くのアーティストの書籍を特集展示している。そのほか、約40冊の堀内さんの著作の読み聞かせなど、豪華なイベントの予定もある。
世代と時を超えて、堀内さんの絵本が愛される様子を見続けてきた公立図書館ならではの展覧会。堀内誠一と図書館のコラボレーションを、楽しんでみてはいかがだろうか。イベントの詳細は公式Webサイトをチェック。
<プロフィール>
ほりうちせいいち/1932年、東京生まれ。グラフィックデザイナーとして、カメラやファッション雑誌などのアートディレクションを多く手がける。本の装丁も行う。イラストレーターとしても、絵本や児童書の分野で活躍。
絵本に『たろうのおでかけ』『ぐるんぱのようちえん』『ちのはなし』(いずれも福音館書店)、挿絵に『マザーグースのうた』(草思社)『雪わたり』(福音館書店)『ふらいぱんじいさん』(あかね書房)、編著書に『絵本の世界 110人のイラストレーター』(福音館書店)などがある。
ゆいの森あらかわ えほん館 原画展
「ぜんぶ、堀内誠一 子どものわたしも 子どもだったわたしも みんな堀内誠一とむすばれている」
会期:2020年12月5日(土)〜2021年1月24日(日)
休館日:2020年12月17日(木)、29日(火)〜2021年1月3日(日)、21日(木)
会場:ゆいの森あらかわ3階企画展示室および1階エントランスホール
住所:〒116-0002 東京都荒川区荒川二丁目50番1号
入場料:無料
時間: 9:30〜17:00
Webサイト:https://www.yuinomori.city.arakawa.tokyo.jp/viewer/info.html?id=1898