イラストレーションの世界に大きな足跡を残した和田誠さん。『イラストレーション』No.226では特集「和田誠」として、代表的な作品や親交のあった方々からの寄稿をとおして、多岐にわたる和田さんの仕事を振り返りました。
本記事ではその特集のなかから、親交のあったイラストレーターが和田さんに向けて描いたオマージュ作品を1点ずつご紹介します。それぞれの作品にこめられた和田さんへの想いとは……? 第3回は福田利之さんの作品です。
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福田利之さんから和田誠さんへのオマージュイラストレーション
和田さんはずっと神様みたいな存在だったので、本当の神様になられても、たくさんの迷えるイラストレーターたちをあたたかく見守って下さっていて、いまでも展示をすると、ふらりと見に来て下さるような気がしてなりません。
個人的にはアトリエに貼るからといって買って下さったB1サイズのポスターがあって、ずっと冗談だと思っていたら、仕事で訪れた編集さんから本当に貼って下さっていたことを教えてもらい、とてつもない励みになりました。これからもよろしくお願いします。
<プロフィール>
福田利之/1967年大阪府生まれ。イラストレーター。株式会社SPOONを経て、フリーイラストレーターとして活動をスタート。2005年に東京・吉祥寺に事務所を移転。2020年からは徳島と東京の2拠点でアトリエを構える。これまで装画や広告、CDジャケット、パッケージなどにイラストレーションを提供。テキスタイルブランド「十布」のデザインも手がける。大阪芸術大学客員教授。
本記事は『イラストレーション』No.226の内容を本Webサイト用に調整・再録したものです。記載している内容は出版当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承下さい。
『イラストレーション』No.226では、2019年10月に逝去されたイラストレーター・グラフィックデザイナー和田誠さんを80ページにわたって特集しています。代表的な仕事の紹介はもちろん、親交のあった方々からの寄稿、オマージュイラストなど盛りだくさんの内容です。