読書だより:第3号『ね、この素晴らしき世界』

週の始まりに、絵本や漫画、創作に関する書籍などを中心に、楽しく読める1冊をご紹介する本連載。お昼休憩や帰宅後の時間のお供に、はたまたお子さまへの読み聞かせに……。気になる本に出会ったら、ぜひ手に取ってみてください。

第3回でご紹介するのは、花原史樹さんによるイラストブック『ね、この素晴らしき世界』(KADOKAWA)です。

 


『ね、この素晴らしき世界』

花原史樹 著(KADOKAWA)

1,200円+税 装丁:川名亜実(OCTAVE)

(C)花原史樹/KADOKAWA

ねこを描きつづけて、2222日。

好きに寝て、起きて、仕事の邪魔をして……自由でわがままで、でもどこか憎めない。そんな猫たちの何気ない日常を描く花原史樹さんの初のイラストブック。

(C)花原史樹/KADOKAWA
(C)花原史樹/KADOKAWA

作者である花原さんが2015年からSNSで発表してきた、猫たちの日常の様子を描いたイラストレーションを集めた1冊。猫たちの自由気ままな仕草と花原さんの絵の趣が絶妙にマッチして、ページをめくるたび思わず笑いがこぼれます。

猫と暮らす人にはあるあるの連続である(はず)と同時に、猫が身近にいない人にも「猫ってこんな生き物だったんだな……」と、新たな一面を知らせてくれるはず。

モノクロでユーモアたっぷりに描かれる、猫との生活と愛。猫って何を考えているかわからなくて、でも意外と感情表現豊かで、いたずらは厄介で、柔らかくて、とってもかわいい。ああ、猫のいる世界、この素晴らしき世界。

▶︎『ね、この素晴らしき世界』


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