作品点数900点越! 「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」が4月11日(木)から東京オペラシティ アートギャラリーで開催

演劇実験室◎天井棧敷公演「星の王子さま」ポスター 1968  ©AQUIRAX

日本を代表するイラストレーター、グラフィックデザイナー・宇野亞喜良さんの個展「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」が、初台の東京オペラシティ アートギャラリーで2024年4月11日(木)より開催される。

1960年代の日本において「イラストレーション」「イラストレーター」という言葉を広め、時代を牽引してきたレジェンドでありながら、現在もなお常に進化をし続けている宇野さん。その創作は、イラストレーション、ポスター、絵本、書籍、アニメーション映画、絵画、舞台美術など多岐におよび、1950年代初めのデビュー以来、活動の範囲は限りなく広がっている。

「Keiko’s(ケイコの店)」ポスター 1967 ©AQUIRAX
ことわざはお好き?『恋する魔女(For Ladies)』原画 1966 ©AQUIRAX

本展は900点を超える作品群によって、膨大な宇野さんの仕事の全貌を紹介する過去最大規模の展覧会だ。宇野さんの仕事を振り返る大型個展は、2010年に刈谷市美術館で開催されて以来14年ぶり、東京では初となる。

会場は主に12のトピックで構成され、宇野さんの学生時代に描いたスケッチやクロッキーなど、創作初期の作品から始まり、1950年代の企業広告、1960年代のアングラ演劇ポスターや絵本、児童書、立体作品、舞台装置、そして近年の俳句と少女をテーマとした絵画など、多彩で貴重な原画や資料などを紹介する。

「魅惑のサウスポー」から生み出される、時代を超越した宇野さんの華麗で耽美な創作世界。圧巻の作品群によって振り返る、宇野さんの創作の軌跡をぜひ会場にて確かめて欲しい。

《餃子姫》 2013 ©AQUIRAX

 

「Project Nyx第4回公演 星の王子さま」舞台原画 2009 ©AQUIRAX

 

《龍の落とし子》 2020 ©AQUIRAX

 

撮影:大童鉄平

〈プロフィール〉

宇野亞喜良(うの・あきら)/イラストレーター・グラフィックデザイナー。1934年愛知県名古屋市生まれ。名古屋市立工芸高等学校図案科卒業。1955年上京。カルピス食品工業、日本デザインセンター、スタジオ・イルフイル、スタジオReを経てフリーランス。1950年代から企業広告や演劇ポスター、絵本手がけるようになり、鬼才のイラストレーターとして活動を開始。1960年代末には演劇実験室・天井棧敷などのアングラ演劇ポスターや舞台美術を担当するなど、一躍時代の寵児として脚光を浴びる。1990年代からは展覧会のキュレーションや舞台の美術監督を務め、近年は俳句とのコラボレーション作を発表するなど、現在も多彩な分野で活躍。

主な著作に、『宇野亞喜良マスカレード』(美術出版社/1982)、『薔薇の記憶』(東京書籍/2000)、『奥の横道』(幻戯書房/2009)、『宇野亞喜良クロニクル』(グラフィック社/2014)。絵本に『あのこ』(文・今江祥智 理論社/1966)、『ぼくはへいたろう』(文・小沢正 福音館書店/1994)、『マイマイとナイナイ』(文・皆川博子 岩崎書店/2011年)などがある。刈谷市美術館、Bunkamuraギャラリー、ギンザ・グラフィック・ギャラリーほか、個展多数。

1956年日宣美展特選、1960年日宣美展会員賞、1982年講談社出版文化さしえ賞、1989年サンリオ美術賞、1992年赤い鳥さし絵賞、2008年日本絵本賞、2013年全広連日本宣伝賞山名賞、2015年読売演劇大賞選考委員特別賞等を受賞。

1999年紫綬褒章、2010年旭日小綬章受章。

 


宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO

会期:2024年4月11日(木)〜6月16日(日) *月休(祝休日の場合翌火休)

会場:東京オペラシティ アートギャラリー

住所:東京都新宿区西新宿3-20-2

時間:11:00〜19:00 *入場は18:30まで

入場料:一般 1,400(1,200)円 /大・高生800(600)円/中学生以下無料

*()内は各種割引料金。障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料。割引の併用および入場料
の払い戻しは出来ません。

Webサイト:https://www.operacity.jp/ag/exh/upcoming_exhibitions

 


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