「ザ・チョイス」についてお聞きする入選者インタビュー 【第1回】メリヤスミドリさん

40年以上にわたり、イラストレーターの登竜門として『イラストレーション』で開催されているコンペティション「ザ・チョイス」。毎号異なる1人の審査員が、応募作品の中から優秀作品をチョイスすることが特徴です。年4回の全入選作品は年度賞のノミネート作品となり、年度賞の審査は4人の審査員が一堂に会して、投票制で行われます。これまでに数多くのイラストレーターがザ・チョイスから巣立っています。

本記事では、ザ・チョイスに入選された方々に、応募してみて感じたことや、入選後について、インタビューを行いました。第1回目に登場するのは、第223回(漆原悠一さんの審査)で入選し、9月29日(金)発売の『ファッションイラストレーション・ファイル 2023』(玄光社)の表紙イラストレーションを担当したメリヤスミドリさんです。

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メリヤスミドリ

「YOKOZUNA」(第223回 入選作品)

1989年埼玉県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。広告制作会社を経て、イラストレーター・アーティストとして活動。モノクロームの人物やモチーフで、独特な質感表現の作品を制作している。

https://www.meriyasmidori.com

Instagram@meriyas_midori

X(Twitter)@MERIYAS_M

Q1

ザ・チョイスに応募したきっかけを教えてください。

もともとはデザインの仕事をメインに、イラストレーションの自主制作をしていました。表現の方向性などをいろいろと試している時に、第三者から見た意見や作品の強度を知るための力試しで応募をしました。

イラストレーションのコンペは国内でも有名な物が多々ありますが、何かに応募しようと思い立った時に、直近で一番早く応募出来るのが漆原さんが審査員の回のザ・チョイスでした。

 

Q2

ほかのコンペと感じる違いはありますか?

1つは年に4回応募するチャンスがあることでしょうか。ほかのコンペではまた次回挑戦となった時に1年後、もしくは数年後にチャレンジになるので、よく言えばしっかり準備できますが、ザ・チョイスはもう少しラフな気持ちで取り組めると思います。

もう1つは審査員の方が毎回違うということも大きいです。ご活躍されているジャンルもさまざまなので、審査に偏りがないことはよいことだと思います。

 

Q3

ザ・チョイスに入選して変わったことはありますか?

少しだけ自分の作品に自信が持てるようになりました。どんなコンペにしても、賞を取っただけではすぐに何か大きく変わることはないと思いますが、活動していく上で自分の作品を自信を持ってアウトプットできるかは大事なことだと思います。

とはいえいまも制作中はいつも悩みながら格闘しています……。

 

Q4

ザ・チョイスからつながったお仕事、もしくは最近の印象に残っているお仕事を教えてください。

『ドライブイン・真夜中』高山羽根子 著(U-NEXT)

U-NEXTから発刊されている『ドライブイン・真夜中』の装画です。ザ・チョイスでの入賞がきっかけでいまの表現を突き詰めてみようと思い、制作している中でお声がけいただいた作品です。

初めて自分がイラストレーションで携わった案件で、実際に店頭に並んでいるのを見た時は本当にうれしかったのを覚えています。

 

Q5

これからザ・チョイスに応募したい人へのアドバイスをお願いします。

いまはSNSで作品をアップすれば作品への反応はある程度数値化して見ることができます。もちろんそれも1つの評価の形なのでいまの時代では大事なことだと思いますが、現場の第一線でご活躍されている審査員の方の意見をいただけることは本当に貴重なことです。

私自身、コンペに応募して結果やコメントに一喜一憂することもありますが、何かしら制作への気付きや、きっかけがあるはずです。

 


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『ファッションイラストレーション・ファアイル 2023』(玄光社)2,000円+税

 


ザ・チョイス

次回の審査員:JUN OSONさん(イラストレーター・アーティスト)

決済ページ:https://choice229.peatix.com


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