街で見かけた気になるイラストレーション 第2回 西山寛紀さん「ルミネ新宿 ルミネ1の外壁ウィンドウアート」

雑誌や書籍、広告、パッケージ、ウェブサイトなど……誰もが暮らしのさまざまな場面でイラストレーションを目にしているのではないでしょうか。本連載では、そんな身の回りにあるイラストレーションの中から特に気になった作品を、イラストレーターのみなさんのコメントと共にご紹介します。第2回目は西山寛紀さんが手がけた、ルミネ新宿 ルミネ1のウィンドウアートです。

(連載のまとめはこちらから)

 


ルミネ新宿 ルミネ1の外壁ウィンドウアート

美術館やギャラリー以外でも、街中でのショッピングなどでつい足を止めて観たくなるようなアートを見かけるとうれしいもの。

株式会社ルミネでは、アートのある毎日を届ける「LUMINE meets ART PROJECT」(通称「LMAP」)の活動に取り組んでいる。

その取り組みの1つとして、ルミネ新宿でルミネ1の外壁リニューアルを記念した西山寛紀さんによるウィンドウアート装飾を6月27日(月)から8月17日(水)まで展開中だ。

アートのテーマは「IN BLOOM」。人々が眩い光の中でいきいきと咲く花に出会う様子を描き、新しくなったルミネ1でショッピングを楽しむイメージを象徴的に表現している。

29年ぶりとなる大規模改修工事でリニューアルしたルミネ新宿 ルミネ1。そのエントランスは「日々新鮮でありたい女性たちのライフスタイル提案型のショッピングセンター」というコンセプトを基に、よりナチュラルでしなやかな風合いをイメージした、アーチラウンドを連続させることで街に広がりを持たせるデザインに生まれ変わった。

撮影:西山寛紀

新設されたアーチウィンドウには照明が施され、夜間には華やかで洗練された照明演出を実施。美しいアーチウィンドウと共に、エントランス正面の西山さんのアートもステンドグラスのように照らされ、昼とは違った味わいを楽しむことが出来る。

撮影:西山寛紀

西山さんのアート装飾が見られるのは8月17日まで。期間限定の展開を見逃さないよう、ぜひ足を運んでみて欲しい。

入口ドア部分にも西山さんのアートが施されている。  
撮影:西山寛紀

 

ウィンドウアートを手がけた西山寛紀さん

「ルミネ新宿は自分にとってお買い物に行く機会が多い商業施設の1つです。リニューアルに伴う外壁ビジュアル「IN BLOOM」では、人々が眩い光の中でいきいきと咲く花に出会う様子を描き、新しくなったルミネ1でショッピングを楽しむイメージを象徴的に表現しました。29年ぶりの改装とのことですが、期間限定でウィンドウアートを担当出来たことを光栄に思います。」(西山寛紀)

〈プロフィール〉にしやまひろき/多摩美術大学大学院修了。書籍、雑誌、広告などでイラストレーションを手がける。オリジナル作品も制作し、国内外で展覧会を開催している。最近の仕事にマガジンハウス『&Premium』表紙イラストレーション、資生堂150周年「A BEAUTIFUL JOURNEY」SHISEIDO THE STORE店内リーフレット、スープストックトーキョー「2021 YEAR CUP」デザインなどがある。HB FILE COMPETITION 2018 副田高行賞、ONE SHOW 2017MERIT、第33回ザ・チョイス年度賞入賞など。TIS会員。

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場所:ルミネ新宿 ルミネ1 1F正面入り口ウィンドウ&入口ドアテンパ―

住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目1−5

期間:6月27日(月)~8月17日(水)

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