イラストレーションを描く上で重要な“描く道具”。使い心地のよさや思い入れがあり欠かせない愛用品を、誰しも持っているのではないでしょうか。新連載「イラストレーターの愛用品」では、イラストレーターの方々に日頃使っているお気に入りの道具を教えて頂きます。第2回は広告、書籍、パッケージ、店舗のアートワークなど、幅広いジャンルでイラストレーションを手がけるunpisさんです。
(連載のまとめはこちらから)
unpisさんの愛用品
「Gill Mechanical Companyのチューブ絞り機」
もともと工業的なたたずまいに惹かれて欲しいと思っていたのですが、日常生活でチューブを絞る機会はそこまで多くないし……と購入を迷っていました。
イラストレーターとして活動し始め、チューブを絞る頻度が激増したため即購入。残り少なくなった絵の具を絞り出す時に使っています。
絞ったチューブがプリーツのようにギザギザペラペラになって出てくる様子に愛嬌がありますし、残り少ない絵具の目印にもなります。ハンドルを回すのも楽しい。
時々、歯磨き粉も絞っています。
unpisさんの初作品集が発売中です
『DISCOVER』unpis 著(グラフィック社)
ページ数:160ページ
unpisさんの初の作品集。初個展から最新作まで、約130点のオリジナル作品とクライアントワークのほか、制作プロセス紹介や、イラストレーションに向き合う姿勢をひもとくインタビューも収録。巻末特典にミニポスターとステッカーが付いた、unpisさんの世界がぎゅっと詰まった魅力的な1冊です。(unpis)
unpisさんの個展が開催されます
SUNNY BOY BOOKでunpisさん描き下ろしの新作原画展が開催されます。SUNNY BOY BOOKSの姉妹店として今月7日にopenした「本と商い ある日、」が在る沖縄の要素を入れつつ、どこかにありそうな夏のシーンの絵が並びます。爽やかな夏の景色をぜひお楽しみください。
会場:SUNNY BOY BOOK
日時:2022年7月16日(土)〜7月28日(木)*月・金休
住所:東京都目黒区鷹番2-14-15(Google Map)
時間:12:00〜20:00(最終日18:00まで)
〈プロフィール〉
unpis/福島県いわき市生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。広告、書籍、パッケージ、壁画などのイラストレーションを中心にさまざまな分野で活動中。ニュートラルな線とかたち、少しウフフとなる表現を心がけています。 Twitter・Instagram