イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。東京で開催中の気になる展覧会をご紹介します! 3連休のお出かけの参考にしてください。
*新型コロナウイルス感染症の対策として会場毎に注意事項が設けられています。事前に情報をお確かめの上、無理のない範囲でお出かけください。
吉岡ゆうこ個展 「Passepied-パスピエ-」
イラストレーター・吉岡ゆうこさんの10年ぶりとなる個展が、神宮前・Popularity gallery & studioで開催中。
新作と20年あまりの活動で制作した作品の中から厳選した計54点が展示されます。また吉岡さん自らが選び、オファーをした作家たち14人による「吉岡ゆうこトリビュート展」も同会場にて同時開催。吉岡さんが作品制作のモットーとしている「エレガントな女性・男性像、ユーモアとウィットに富んだイラストレーション」をテーマに、自由に制作された作品を見ることが出来ます。
「1人の女性が自身を大切にし好きなものに囲まれ、人生を思う存分謳歌し生活を楽しんでいる姿を描きたかった」と自身の生き方と重ねながら語る吉岡さん。「人生をより軽やかに豊かに謳歌出来ますように」という想いが込められた展覧会をぜひご覧ください。
会期: 2023年8月8日(火)~8月13日(日) *月休
会場: Popularity gallery & studio floor1&floor2
住所: 東京都渋谷区神宮前2-3-24(Google Map)
時間: 11:00〜19:00 *最終日17:00まで
<「吉岡ゆうこトリビュート展」参加作家>
アダチテツヤ、いずっち、伊東ユウスケ、おかやまたかとし、今野志保、Studio-Takeuma、田中海帆、192、とやちかこ、西田真魚、はせがわひろこ、フジモトゴールド、船津真琴、macco
のぐちみつよ+のぐちようこ さわる あそぶ えほん展「ふかふかパクパク」
板橋区立美術館で開催中の「2023イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」に合わせ、板橋区内やその周辺で多数の関連イベントが開催される「ボローニャ絵本さんぽ2023」。大山・板橋区役所前では、4ヶ所の会場でのぐちみつよさんと、のぐちようこさんの絵本展が開催中。
メイン会場となるgalleryTSDには、のぐちみつよさんの、手を使って物語を自由に楽しめる布のえほんや布遊具など、触って遊べる作品が壁や机にずらり。また昨年と今年の春、のぐちようこさんが講師を務めた板橋区立美術館のこどもアトリエで活用された、「美術館で使いおわった紙」 と「おうちにやってきた紙」で、紙あそびをすることも出来ます。見ることだけにとどまらず、触ったり観察したり、たくさんの体験を楽しめる展示になっています。
ほか3会場の「パンを楽しむ店 ぱ~ね」、「さがつく Craft & Cafe」、「板五米店」では、それぞれの場の魅力にちなんで、一面に昔話の広がるタペストリーや的当てなどの大きな作品が展示されています。3連休はさまざまな形でたくさんの物語を楽しんでみてはいかがでしょうか。
のぐちみつよ+のぐちようこ さわる あそぶ えほん展『ふかふかパクパク』
会期: 2023年7月28日(金)~8月13日(日)
会場1:gallery TSD -TOKYO SOCIAL DESIGN- *月火休
住所:板橋区板橋3-4-9 メゾン・ド・フルール1F(Google Map)
時間:11:00〜18:00
会場2:パンを楽しむ店 ぱ~ね *月火休
住所:板橋区板橋3-1-10 (Google Map)
時間:11:00〜22:00
会場3:さがつく Craft & Cafe *日火水休
住所:板橋区板橋3-12-1(Google Map)
時間:10:30〜17:00
会場4:板五米店 -旅とお結び- *定休なし
住所:板橋区仲宿40-1 (Google Map)
時間:平日 10:00〜16:00 休日10:00 – 18:00
アヌ・サーリ 作品展「Unelmia Daydreams – Recipes for a meaningful life」
フィンランド在住のイラストレーター、デザイナーのアヌ・サーリさんの個展が、表参道のギャラリー・ドゥー・ディマンシュで開催されています。
誰かの夢を視覚化し、アート作品として発表することで、人々の夢をつないでいくプロジェクト「Unelmia Daydreams」の活動を続けるアヌさん。展示ごとに作品のスタイルやテクニックを変え、作品展の来場者の夢から、次の展示の為に作品を作っています。本展では、グラデーションを加え立体感を出した大胆な「線」を主役とし、抽象的な表現でよりシンボリックに夢を描いたリソグラフ作品が並びます。これらの作品は2色の再生紙、大豆油インク、生分解性の天然ゴムが使用されており、持続可能な社会を目指す彼女の姿勢が表れています。また、今回発表する作品には生き方について、そして料理に関する夢が含まれていたことから、「Recipes for a meaningful life しあわせな人生のレシピ」というサブタイトルが付けられたそうです。
会場には、夢を書ける用紙も用意されています。次回の展示では、あなたの夢がアート作品になるかもしれません。作品と対峙しながら、夢について思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。
アヌ・サーリ 作品展「Unelmia Daydreams – Recipes for a meaningful life」
会期: 2023年8月1日(火)~8月20日(日) *月休 会期中、8月7日(月)〜14日(月)は夏季休業
会場: ギャラリー・ドゥー・ディマンシュ
住所: 東京都渋谷区神宮前3-5-6(Google Map)
時間: 12:00~18:00
「イラストレーションファイルWeb 展覧会情報」のページには展覧会やイベントの情報を多数掲載中。ぜひご覧ください!
7月18日発売の『イラストレーション』No.239では、約70ページにわたり、村上春樹さん著作の「装丁」を特集しています。
7月30日発売の『絵本のいま 絵本作家2023-24』では、絵本作家(画家、文筆家、翻訳家)205名の作品を、プロフィールと共に紹介しています。