編集部ピックアップ！　今週末に行きたい展覧会 ５月22日（土）～23日（日）

イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。早くも梅雨の季節がやって来ました。すっきりしない天気が続くこの時期、素敵な作品に心癒されてみるのはいかがでしょうか？

新型コロナウイルス感染症の対策として会場毎に注意事項が設けられています。事前に情報をお確かめの上、無理のない範囲でお出かけ下さい。

美術同人誌「四月と十月」創刊20周年記念展（大阪）

画家の牧野伊三夫さんが発行管理人を務め、参加する作家らが制作運営を行う美術雑誌「四月と十月」の創刊20周年を記念した巡回展。東京・名古屋の２会場に続き、大阪のiTohenで開催中です。同誌に参加する22名の作品が展示される本展は、このあと盛岡・北九州にも巡回予定。近くにお住まいの方はぜひチェックを。

参加作家（敬称略）

稲垣えみ子／瓜生美雪／おおらいえみこ／オーライタロー／加藤休ミ／金井三和／作村祐介／白石ちえこ／鈴木安一郎／髙橋収／田口順二／扉野良人／浜中由紀／早川朋子／福田紀子／牧野伊三夫／松林誠／松林由味子／松本将次／三梨朋子／ミロコマチコ／山崎杉夫／好宮佐知子

第88回企画 宇野亞喜良 展「鏡の風景」（東京）

Galerie LIBRAIRIE6/シス書店では第88回企画として、宇野亞喜良さんの個展を開催中。キャンバス作品15点に加え、旧作キャンバス画・オブジェ作品あわせて25点ほどが展示されます。会期中はオンライン展覧会でも作品を展示・販売。

〈プロフィール〉宇野亞喜良／1934年名古屋生まれ。父親が室内装飾業を営んでおり、その影響で幼いころから絵を描き始め、画家の宮脇晴に師事。高校卒業後、カルピス食品工業に入社、同社の広告・宣伝に携わる。その後、原弘、亀倉雄策、山城隆一らが設立した日本デザインセンターに入社する。1965年同社を退社し、同世代を代表する横尾忠則、和田誠、山口はるみ、灘本唯人などと共に東京イラストレーターズ・クラブを設立する。1970年代当時、眉を剃り落とすスタイルが「宇野亜喜良スタイル」といわれ、流行した。 1982年、第13回講談社出版文化賞さしえ賞を受賞。1992年、山下明生作の『カモメの家』で第6回赤い鳥さし絵賞を受賞。1999年からは、麻布十番納涼祭りのポスター、フラッグのデザインを担当している。1999年、紫綬褒章を受賞。2008年、『悪魔のりんご』で第13回日本絵本賞を受賞。2010年、旭日小綬章を受賞。2015年、読売演劇大賞選考委員特別賞受賞。2017年、資生堂マジョリカ マジョルカによる似顔絵ジェネレーター「マジョリ画」のための描き下ろし似顔絵パーツを制作。また、宇野亞喜良ブランド「QXQX」を同年に立ち上げる。

「ちいさなねこちゃん展」＋こねこのきょうだいかぞえうた原画展（東京）

絵本シリーズ『こねこのきょうだいかぞえうた おふろ・おやつ・おやすみ』（文・石津ちひろ／BL出版）の発売を記念して、石黒亜矢子さんの原画とオリジナル作品が展示されます。サイン入り絵本、３冊組のBOXの販売も。

〈プロフィール〉石黒亜矢子／1973年千葉県生まれ。絵描き。妖怪や創造の生き物、動物を好んで描く。著書に『つちんこ つっちゃん』（好学社）、『九つの星』（uresica）、『どっせい！ねこまたずもう』（ポプラ社）などがある。『豆腐小僧双六道中ふりだし』京極夏彦／著（講談社）、『現代版絵本御伽草子付喪神』町田康／著（講談社）など、挿絵・装画も手がける。日本国内で個展も精力的に開催している。猫と爬虫類が好き。