編集部ピックアップ！　今週末に行きたい展覧会８月17日（土）～８月18日（日）

イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。東京で開催中の気になる展覧会をご紹介します！　熱中症にはお気を付けてお出かけください。

HB FILE COMPETITION vol.34 鈴木成一賞

南景太 個展「Quantum」

表参道のHBギャラリーでは、HB FILE COMPETITION vol.34で鈴木成一賞を受賞した、南景太さんの個展がスタート。

自身で描いた描いた絵を使ってデジタルコラージュをしながら、独自の世界観を表現する南さん。「観る人の常識を揺らしたい」と願って描かれた作品は、私たちが思い込んでいる当たり前や価値観から、自由になるヒントを与えてくれるかもしれません。ぜひ頭を柔らかくして、南さんワールドに飛び込んでみてはいかがでしょうか。

＜プロフィール＞

南景太／セツ・モードセミナー、MJイラストレーションズ卒業。2014年TIS公募銀賞、2015年、2021年入選、2024年HBファイルコンぺ鈴木成一賞等。雑誌挿絵、装丁、CDジャケット、壁画等、様々な媒体で活動。カラフルで少し不思議な世界を描く。TIS会員。

第１回ヨロコビtoライフアートアワード大賞受賞

河嶋菜々展「日々」

西荻窪のヨロコビtoギャラリーでは、第１回ヨロコビtoライフアートアワードで大賞に輝いた、河嶋菜々さんの個展が開催されています。

生き物のようなチューリップ、蝶のような二連星、宇宙のような庭。昔の人が星のつながりを身近なものや神話の神々に例えたように、日々、目に映るものからさまざまなイメージを感じているという河嶋さん。目の前にあるのに、なんだか別のものに思える感覚を楽しんで欲しいと語ります。

また、会場併設のカフェギャラリーでは、ライフアートアワードの準大賞・入賞作家５名による受賞者展も同時開催中です。ぜひゆっくりとお楽しみください。

＜プロフィール＞

河嶋菜々／1997年おとめ座生まれ。2022年に京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。現在京都を中心に活動中。日本画材を用いて、庭の様子や、庭の中の草花たちの繋がりを星や宇宙に通ずると思い制作しています。

＜第１回ヨロコビto ライフアートアワード受賞者展　参加作家＞

OJIYU（準大賞）、ちなみ（準大賞）、秋元はづき（入賞）、池田はるか（入賞）、原口祥絵（入賞）

塩川いづみ展「One」

イラストレーター・塩川いづみさんの個展が、外苑前のGALLERY CLASKAでスタートします。

犬をテーマにした本展では、描かれた犬たちの表情に潜む、複雑で豊かな世界を見ることが出来ます。本展に合わせ、描き下ろしのイラストレーションをプリントしたトートバッグとポーチが登場。また、今年10周年を迎えた犬のキャラクター「MAMBO」の原画展示や、MAMBOグッズを販売するコーナーも併設されます。どんな犬に出会えるのか、期待が膨らみます。ぜひお見逃しなく。

＜プロフィール＞

塩川いづみ／イラストレーター。長野県生まれ。2006年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。広告、書籍、雑誌、プロダクトのイラストレーションを中心に活動するほか、作品の展示発表も行う。

リニューアルした「イラストレーションファイルWeb」展覧会情報ページでは、登録イラストレーターの展覧会のお知らせを掲載しています。ぜひご覧ください。

『塩川いづみ作品集 IZUMI SHIOKAWA　PEN, PENCIL, PEOPLE, ANIMALS AND PLANTS』（玄光社）

塩川いづみさんの初めての本格的な作品集。在学中から近年までに手がけたイラストレーションの仕事やそのラフスケッチ、個展で発表した作品など約200点と、描き下ろしの作品８点を収録しています。

７月18日（木）発売の『イラストレーション』No.243の特集「部屋と建物を描く」では、井田千秋さん、塩谷歩波さん、埜々原さん、IC4DESIGNさん、Peccoさんを取材しています。

８月５日（月）発売の『キャラクターファイル2024-25』では、イラストレーター190人が生み出す多種多様で、素敵なイラストレーション、キャラクターたちを掲載しています。