イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。東京で開催中の気になる展覧会をご紹介します! 熱中症にはお気をつけて、お出かけください。
*新型コロナウイルス感染症の対策として会場毎に注意事項が設けられています。事前に情報をお確かめの上、無理のない範囲でお出かけください。
conix Solo Exhibition:conix mood
さまざまなメディアをミックスした独自のアプローチを特徴とするスタイルで、国内外のアートファンを魅了するイラストレーター・アーティストのconixさん。渋谷・MIYASHITA PARK内のギャラリーSAIで、過去最大規模となる個展が開催されています。
本展では、conixさんが現在の心境や時代を反映した40点以上の新作が並びます。前回の展示から一新された立体ユニーク作品、過去最大規模サイズのキャンバス作品のほか、これまでの作品とは異なる頭身の低い女性のキャラクターを取り入れた作品、 さらに男性モチーフを使用した作品など、新たなイメージの探求を表現した作品を見ることが出来ます。進化し続けるconixさんの表現のいまをぜひ会場にてご覧ください。
conix Solo Exhibition:conix mood
会期: 2023年7月21日(金)〜8月13日(日)
会場: SAI
住所: 東京都渋谷区神宮前6丁目20−10 MIYASHITA PARK SOUTH 3F 30800(Google Map)
時間: 11:00~20:00
第108回企画 ヤン・シュヴァンクマイエル「怪談」展
チェコの芸術家・ヤン・シュヴァンクマイエルさんの展覧会が恵比寿のGalerie LIBRAIRIE6/シス書店で開催中。
シュルレアリスムかつ独自の世界をいまも現役として描き続け、映画のみならず、絵画、ドローイング、コラージュ、陶芸などを多数制作するほか、作家、随筆家としての顔も持つシュヴァンクマイエルさん。
本展では7月に発売された、新装版『怪談』(ラフカディオ・ハーン 著、平井呈一 訳/LIBRAIRIE6)の為に制作した21点のコラージュ作品を中心に、初の長編作品「Alice」(1988年)のイラストレーションほか、妻エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーさんの作品も併せて展示されます。また日本初公開のドキュメント作品「Kunstkamera – クンストカメラ – 」(2022年)が会場内の小型モニターで会期中ループ上映されています。チェコの鬼才の作品を堪能出来るこの貴重な機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
会期: 2023年7月8日(土)~8月13日(日) *月、火休
会場: Galerie LIBRAIRIE6/シス書店
住所: 東京都渋谷区恵比寿南1-12-2 南ビル3F(Google Map)
時間: 水曜〜土曜 12:00〜19:00/日曜・祝日 12:00〜18:00 *最終日17:00まで
カワイハルナ展「はさんで固定する」
銀座のガーディアン・ガーデンでは、シンプルな幾何形態を組み合わせた独自の造形物を描くアーティスト・カワイハルナさんの個展が開催中。
これまでは主に、A4〜B2サイズの透明なフィルムや木製パネルに描いた作品を発表し、それを装画や衣服などのプロダクトとしても展開してきたカワイさんですが、本展では作品をスケールアップし、F100号やF120号のキャンバスに描き、大型の作品が存在する展示空間全体に表現範囲を広げ、新たな風景を生み出しています。また、展示空間内には2017年の「1_WALL」に応募し、ファイナリストに選出された当時のフィルム作品も展示され、表現の変遷や支持体が変化しても共通するエッセンスを感じ取ることが出来ます。
ガーディアン・ガーデンは今年8月に活動を終了。翌月9月20日には、グラントウキョウサウスタワー1階に「アートセンターBUG」がグランドオープンします。同会場では最後の展覧会となる本展をぜひお見逃しなく。
会期: 2023年7月11日(火)〜8月26日(土) *日・祝・8月11日(金)〜16日(水)休館
会場: ガーディアン・ガーデン
関連会場:BUG(東京駅八重州南口直結のグラントウキョウサウスタワー1階)でも、大型の新作1点を展示中。
住所:東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビルB1F(Google Map)
時間: 11:00~19:00
来場特典:
▶︎その1: 会期中、ガーディアン・ガーデンとBUGの二ヶ所をまわった方には、オリジナルポストカードをプレゼントします。
▶︎その2: 展覧会会期中、BUG Cafe(東京駅八重洲南口直結のグラントウキョウサウスタワー1階)では、本展にちなんだコラボジェラートを販売します。BUG Cafeの営業日時は、カフェのInstagram(@bug__cafe)をご覧ください。
「イラストレーションファイルWeb 展覧会情報」のページには展覧会やイベントの情報を多数掲載中。ぜひご覧ください!
7月18日発売の『イラストレーション』No.239では、約70ページにわたり、村上春樹さん著作の「装丁」を特集しています。
7月30日発売の『絵本のいま 絵本作家2023-24』では、絵本作家(画家、文筆家、翻訳家)205名の作品を、プロフィールと共に紹介しています。