多くの著名な作家を輩出する多摩美術大学が、版画教育を開始してから2020年で50周年を迎えた。それを記念した展覧会「多摩美の版画、50年」が、多摩美術大学美術館(東京都多摩市)で2021年1月6日(水)からスタートした。
同展では、同大学の版画教育の礎を築いた版画家の駒井哲郎さん、吹田文明さんをはじめ、李禹煥さん、加山又造さん、和田誠さん、横尾忠則さん、しりあがり寿さん、小林賢太郎さんなど、同大学にゆかりのある作家62名の版画作品を、「版画のコア」「版画と絵画」「版画と写真」「版画ともの派」「版画と現代美術」「版画とデザイン」の6つのテーマに分類して展示する。
日本における版画の多様な流れに、同大学はどのように関わってきたのか。また、版画というメディアが本来持っている豊かさとは何か。同展ではさまざまなテーマを通じて版画の特質を明らかにし、このメディアが持つ可能性について改めて考える内容となっている。
また、会期中はオンラインでの関連イベントも開催予定。詳細は公式Webサイトをチェック。
「多摩美の版画、50年」
会期:2021年1月6日(水)〜2月14日(日)
会場:多摩美術大学美術館
住所:〒206-0033 東京都多摩市落合1丁目33−1
時間:10:00〜17:00(入場は16:30まで)
入場料:一般300円(200円)※( )は20名以上の団体料金 ※障がい者および付添者、学生以下は無料