「ザ・チョイス」についてお聞きする入選者インタビュー 【第4回】及川真雪さん

40年以上にわたり、イラストレーターの登竜門として『イラストレーション』で開催されているコンペティション「ザ・チョイス」。毎号異なる1人の審査員が、応募作品の中から優秀作品をチョイスすることが特徴です。年4回の全入選作品は年度賞のノミネート作品となり、年度賞の審査は4人の審査員が一堂に会して、投票制で行われます。これまでに数多くのイラストレーターがザ・チョイスから巣立っています。

本記事では、ザ・チョイスに入選された方々に、応募してみて感じたことや、入選後について、インタビューを行いました。第4回目に登場するのは、第38回年度賞入賞の及川真雪さんです。

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及川真雪

「family tree」(第216回入選作品)

神奈川県葉山町出身のイラストレーター。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。20年ザ・チョイス入選(佐々木俊氏選)、21年ザ・チョイス年度賞入賞。雑誌の挿画や企業広告等を幅広く手掛け、国内外で展示活動を行う。アクリルガッシュによる鮮やかな色彩の人物・群像画を得意とする。

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X(Twitter)@MayukiOikawa

Q1

ザ・チョイスに応募したきっかけを教えてください。

小さい頃から『イラストレーション』を拝読しており、学生になる頃にはイラストレーターの登竜門的なコンペとして「ザ・チョイス」の存在を認識しておりました。

自身がイラストレーターを志すにあたり必ず応募しようと決めていた誌上コンペであり、そのタイミングに向けて作品をストックしたりタッチを確立していく中で、アートディレクターの佐々木俊さんの審査回に巡り合い、応募を決めました。

 

Q2

ほかのコンペと感じる違いはありますか?

1つは業界の認知度や信頼度が非常に高いと感じます。その後関わったギャラリー関係者や取引先の方々に自身を認知したきっかけを伺うとザ・チョイスの名を挙げる方が多く、その影響力の大きさを改めて実感しました。

もう1つは審査員の方々が多種多様な職種のプロフェッショナルであることです。自分が評価を得たい分野や、その後アプローチしたい領域に繋がるような審査回を選択する事で、有効なアピールの場となると思います。

 

Q3

ザ・チョイスに入選して変わったことはありますか?

前述の様に業界内での認知の機会を広くいただいた様に感じます。特にSNS上では発注側に限らず、同業のイラストレーターのみなさまとも横の繋がりが出来、展示などの場でもザ・チョイスはトピックの1つとなりました。

また、普段なかなか伺う機会の無い、発注側・キュレーション側の客観的な意見や評価を言葉としていただけたことで、自分のアピールポイントやその後の展開を再考出来、非常にありがたかったです。

 

Q4

ザ・チョイスからつながったお仕事、もしくは最近の印象に残っているお仕事を教えてください。

横浜モアーズ シーズンビジュアル2021春夏「ごぶさま。」ポスター

入選が直接的に繋がったかは不明ですが、掲載翌年の2021年春夏に担当したサン・アドさんとの屋外広告の仕事は印象に残っています。

自身の普段の人物表現や色彩をそのまま採用していただいた上で、駅やビル壁で広範囲に販促された為、非常にうれしく思ったのを覚えています。

 

Q5

これからザ・チョイスに応募したい人へのアドバイスをお願いします。

Q2でも少し述べましたが、ザ・チョイスは毎回審査員が異なるため、それぞれの分野の審査・選考において着目する観点や見出す魅力が異なります。なので一度入選しなかったからと言ってストップせずに、見続けて貰う事で、あらゆる見地からの評価が得られ、新たな自分の長所に出会えると思います。

入選する事は最終目的では無いので、そこから繋げた先で何を見せたいかを想像しながら、楽しく参加していただきたいと思います!

 


ザ・チョイス

次回の審査員:鈴木成一さん(グラフィックデザイナー)

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