KIGIの10周年展覧会「all is graphics」が開催 11月10日（木）から代官山ヒルサイドフォーラムにて

KIGIの５年ぶりとなる展覧会「all is graphics」が11月10日（木）から、東京・代官山のヒルサイドフォーラムにて開催される。

KIGIは、デザイン会社・DRAFT在籍時から協働する、アートディレクターの植原亮輔さんと渡邉良重さんによるクリエイティブユニット。2012年に設立され、今年10周年を迎えた同ユニットは、企業やブランドのアートディレクション、グラフィックデザイン、空間ディレクションやプロダクトデザインなど、いくつものプロジェクトを手がけてきた。

2014年に滋賀県の職人たちと立ち上げたプロダクトブランド「KIKOF」を発足し、2015年にはギャラリー&ショップ「OUR FAVOURITE SHOP」をブルーストラクト・丸滋製陶との３社でオープン、クリエイションの発表の“場”を作ることにも力を入れ、多面的な活動を展開している。また、プライベートワークやコミッションワークにも積極的に取り組み、越後妻有アートトリエンナーレ2018 大地の芸術祭に「スタンディング酒BAR・酔独楽」を出品。前橋のアートホテル・白井屋ホテル/ SHIROIYA HOTELでは客室のアートワークを２室担当。インターコンチネンタル横浜 Pier ８の開業に際しては、ホテルのアートワークとして、客室内と共有廊下合わせて42点の作品を制作している。

グラフィックデザインを出発点としながら、ジャンルの境界を越えてあらゆるかたちへとその表現を展開していくKIGIの創作スタイルは、1999年に２人が創作を共にし始めた当時、先進的なものだった。そしていまもなお、自由な発想と独創的な表現力に裏打ちされた作品を数多く発表し続けている。

本展では、設立10周年を迎えたKIGIのこれまでのこと、これから新たに始まること、創作の原動力となる実験的な試みを通じて、KIGIのクリエイションの数々を紹介する。また会場には「OUR FAVOURITE SHOP」が会期中限定で白金から会場へ場所を移して営業。身近に手に取ることの出来るKIGIのデザインとして、開発やパッケージデザインに携わった商品やプロジェクトの展示と販売を行う予定だ。

また、アーティストトークや演奏会などのイベントも開催。10周年という大きな節目を迎えるKIGIのこれまでとこれからに、ぜひ注目して欲しい。