編集部ピックアップ！　今週末に行きたい展覧会６月14日（土）～６月15日（日）

イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。東京で開催中の気になる展覧会をご紹介します！　お散歩をしながらギャラリー巡りはいかがでしょうか。

タワタリナツキ 個展「Growing, Growing」

武蔵野美術大学２号館１階のGallery of The Fine Art Laboratory（gFAL）では、第234回、235回ザ・チョイスで入選したタワタリナツキさんの個展が開催されています。

タワタリさんがこれまでに制作したイラストレーション作品に加え、リソグラフプリントによる新作やテキスタイル作品などを展示。タイトルの「Growing, Growing」は、「人や植物が育つ・大きくなる」という意味を持ち、制作を続けることや、作品が植物のように広がっていくイメージが込められています。どこかの国の文化や物語のような、不思議な空気感を纏ったタワタリさんの作品世界をご堪能ください。

川添むつみ 個展「Primordial」

蔵前のTOKYO PiXEL. shop & galleryでは、イラストレーター・川添むつみさんの個展が開催されています。

ライフワークとして猫をモチーフとした作品制作行っている川添さん。タイトルの「Primordial（プライモーディアル）」は「はじまりの」「原初的な」という意味。猫のお腹にあるタプタプを「プライモーディアルポーチ」というそうです。はじまりの気持ち。ゆらめく心の粒。感覚と思考のあいだを日々意識しながら、そのバランスを探るように描いたという作品を見ることができます。色や線、質感に加えて、絵を目の前にした時の感覚そのものを楽しんでみてください。

ミロコマチコ 個展「たーゆたーう」

表参道のPinpoint Galleryでは、ミロコマチコさんの個展が開催されています。

２年ぶりとなる新作絵本『みちひきみちかけ』（小学館）の原画と、オリジナル作品が展示されます。南の島に移り住んで得た新境地で、尊い自然そのものをダイナミックに描いた本作。ぜひ絵本と共に、力強い自然と生命のエネルギーを感じさせる作品をご覧ください。

TILE TALE

池尻大橋のOFS GALLERYでは、11人のクリエイターが参加するタイルの展覧会が開催されています。

１枚から好きなタイルが購入できるショップ「TILE KIOSK」では、岐阜県・多治見の位置する東濃地区の窯元に眠っていたデッドストックや、実験的に作られたプロトタイプなど、背景や時代を横断してタイルがセレクトされています。そんな「TILE KIOSK」の色・造形のさまざまなタイルに加え、デザイナー、アートディレクター、イラストレーターたちが絵付けをした約50作品、100枚以上を見ることができます。新しい物語が吹き込まれたタイルから、自由なイメージを膨らませてみてください。

＜参加作家＞

山口崇多、脇田あすか、牧野伊三夫、石田和幸、中村桃子、矢後直規 、荒井良二、サリーン・チェン、木住野彰悟、渡邉良重、坂巻弓華、TILE KIOSK

リニューアルした「イラストレーションファイルWeb」展覧会情報ページでは、登録イラストレーターの展覧会のお知らせを掲載しています。ぜひご覧ください。

３月31日（月）発売の『イラストレーションファイル2025』（玄光社）。上巻には「あ～さ行」の416人、下巻には「た～わ行」の374人を収録しています。