編集部ピックアップ！　今週末に行きたい展覧会11月11日（土）～11月12日（日）

イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。東京で開催中の気になる展覧会をご紹介します！　いずれも会期終了が迫っていますので、お見逃しなく。

＊新型コロナウイルス感染症の対策として会場毎に注意事項が設けられています。事前に情報をお確かめの上、無理のない範囲でお出かけください。

北岸由美 絵本『もうすぐクリスマス』原画展

ギャラリー・ドゥー・ディマンシュでは、イラストレーター・北岸由美さんによる10月31日発売の新作絵本『もうすぐクリスマス』（白泉社）原画展が開催中です。

絵本の登場キャラクターたちのサイドストーリーを楽しめる描き下ろしの原画のほか、新作のカードや雑貨が登場。また北岸さんコラボデザインの「ほぼ日手帳」２種（オリジナルサイズとカズンサイズ）も数量限定にて販売されます。クリスマスまでの待ち遠しい日々を、北岸さんの絵本やグッズとともに過ごしてみてはいかがでしょうか。

影山徹展「このほん」

外苑前のギャラリーハウスMAYAとMAYA2では、イラストレーター影山徹さんの個展が開催されています。

今月刊行の影山さんの絵本『このほん』（偕成社）の販売と、原画や精密なラフが展示されます。また、MAYA2では朝日新聞での連載小説『また会う日まで』（池澤夏樹 著）の挿絵を展示。すべて手描きで描かれた360点の原画がずらりと並びます。圧倒的な画力で描かれた作品をぜひたっぷりとお楽しみください。

〈プロフィール〉

影山徹／1958年青森県生まれ。印刷会社勤務後、東京デザイナー学院卒業。デザイン事務所を経て83年よりフリー。90年講談社「年鑑日本のイラストレーション」新人賞。07〜08年『薄暮』篠田節子（日本経済新聞夕）、09〜10年『氷山の南』池澤夏樹（東京新聞朝など）、12~13年『アトミックボックス』池澤夏樹（毎日新聞朝）の挿絵。17年 絵本『空からのぞいた桃太郎』（岩崎書店）。20~22年『また会う日まで』池澤夏樹（朝日新聞朝）の挿絵。書籍の装画を中心に活動。

リック個展「不眠の惑星」

第229回ザ・チョイスで準入選に選ばれた、イラストレーター・アーティストのリックさんの個展が、原宿のギャラリールモンドで開催中。

新作20点以上に加え旧作も展示されるほか、グッズもたくさん用意されています。また、SNSにて「#フォロワーさんのファッション」のタグのもとスナップ写真をつのり、製作したスナップイラスト集『SHAPES』（ギャラリールモンド）が発売されます。幾何学的にデフォルメされた、唯一無二の鮮やかな人物像をぜひお楽しみください。

小山義人 個展「HAPPINESS vs VIOLENCE」

三軒茶屋のtwililightでは、イラストレーター・ペインターの小山義人さんの個展が開催されています。

相反するような言葉が並ぶタイトルのように、作品の中で“諦念と希望”が、独自のユーモアと不穏さによって表現されています。個展に合わせ、ステッカーやポストカードも販売。展示最終日には、小山さんの中学の同級生でもある、バンド「ミツメ」の大竹雅生さんによる「HAPPINESS vs VIOLENCE クロージングライブ」が開催されます。昨年の同会場の展示から、さらに研ぎ澄まされた“殺伐とした希望”をせひご覧ください。

「イラストレーションファイルWeb 展覧会情報」のページには展覧会やイベントの情報を多数掲載中。ぜひご覧ください！

10月18日発売の『イラストレーション』No.240では、約50ページにわたり、長場雄さんを特集しています。

９月29日発売の『ファッションイラストレーション・ファイル2023』では、212名がいまを捉え描き出した、さまざまなファッションイラストレーションを掲載しています。