第229回ザ・チョイス JUN OSONさんの審査レポート

イラストレーター・アーティストのJUN OSONさんによる審査が、2023年10月25日に行われました。応募者は約190名、応募点数はおよそ800点です。その審査の様子と結果をレポートします。

NHK Eテレ「あはれ!名作くん」の作画や「東京メトロマナーポスター」などイラストレーターとしての仕事だけでなく、近年は、世界各地で個展を開催するアーティストとしての顔も持つJUN OSONさん。活躍の場を次々と広げるOSONさんの審査に、全国からたくさんの応募作品が集まりました。

1次審査では、すべての作品をチェックして「残す」と「残さない」に分けていきます。初めはややゆっくりとした様子で審査を進めていたOSONさんですが、一度ペースを掴むと、そのジャッジは徐々にスピードアップ。中盤以降はほとんど悩む姿を見せず、作品が目の前に置かれると即座に判断していきました。「直感で選びました」と語ったこの選考で、候補者は一気に4分の1に絞られました。

通常は、2次審査も1次と同じフローで進めていきますが、十分に数が絞られたので机の上に作品を並べての選考に進みます。この段階では、審査がスタートしてから初めて少し考えこむ場面が見られたものの、改めて全体を見回して1つずつ候補を減らし、まずは最終選考として名前が掲載される方々が決定しました。続いて、真剣な表情で1点ずつ確かめながら入選10名、準入選6名をチョイス。その後、それぞれの掲載作品も集中して選び抜きました。

JUN OSONさんによる、スピード感がありつつも内容の濃い審査。その詳しい審査評と、気になる今回の入選作品は、2024年1月18日発売の『illustration』No.241をご覧ください。 審査結果は、以下のとおりです。

 

〈入選〉

●しまだたかひろ(埼玉県)●a、satsuki、進天彦、マナベレオ、ミズカミエリカ(東京都)●OJIYU、kigimura、武曽宏幸(神奈川県)●でん(兵庫県)

 

〈準入選〉

●SEIICHI、田渕正敏、ユキオ“K”ソリッド、リック(東京都)●カニコ(愛知県)●MAMA(兵庫県)

 

〈最終選考まで残った方々〉

近藤みか、瀬崎百絵、CHIZURI(埼玉県)あきたあもう、島村江理子、関美希奈、NONONO、長谷川朗、Rino(東京都)サトウアユム(神奈川県)イソベマリコ(山梨県)マスダカルシ(静岡県)横浜みさ(愛知県)吉村思音(奈良県)よのなつこ(岡山県)沖野愛(愛媛県)