がまくんとかえるくん誕生50周年記念「アーノルド・ローベル展」が開催

「アーノルド・ローベル」展 展覧会ビジュアル

「がまくんとかえるくん」シリーズなどで知られる絵本作家アーノルド・ローベルさんの日本で初めての展覧会「アーノルド・ローベル」展が、2021年1月9日(土)から東京・PLAY! MUSEUMでスタートする。

病気がちで学校嫌いだった子どもの頃から絵やお話づくりが得意だったローベルさん。54年の短い生涯を閉じるまでの間に100冊もの絵本を世に送り出し、その話は半世紀たったいまなお世界中で愛され続ける、ロングセラーとなっている。

同展では、「がまくんとかえるくん」シリーズ4作を中心とした約30冊の絵本を、貴重な原画やスケッチ約200点と共に紹介する。『ふくろうくん』や『ローベルおじさんのどうぶつものがたり』(共に文化出版局)など、さまざまな生き物たちが個性豊かに描かれた作品も必見だ。

またアニメーション作家加藤久仁生さんによる、がまくんとかえるくんの日常を描いた新作アニメーション作品「一日一年」も特別上映される。

PLAY! MUSEUMでの展示終了後は、2021年4月3日(土)〜5月23日(日)にひろしま美術館へ巡回。その後は、関西、東北への巡回も予定されている。ユーモラスで温かいローベルさんの世界をぜひ堪能して欲しい。

『ふたりはきょうも』(1979)表紙スケッチCourtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1979 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.
『ふくろうくん』(1975)表紙スケッチ Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1975 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.
『ローベルおじさんのどうぶつものがたり』(1980)原画 Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1980 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.

 

<プロフィール>

アーノルド・ローベル/1933年ロサンゼルス生まれ、ニューヨーク育ち。ブルックリンのアートスクール「プラット・インスティテュート」を卒業後、ポーランド出身の絵本作家アニタと結婚し、ニューヨークのブルックリンに居を構える。ふたりのかえるの友情を描いた4部作『ふたりはともだち』『ふたりはいっしょ』『ふたりはいつも』『ふたりはきょうも』のがまくんとかえるくんシリーズが、世界中で長く読みつがれている。54歳で亡くなるまでに100冊もの絵本を手がけた、20世紀のアメリカを代表する絵本作家の1人。子どもは長女エイドリアンと長男アダム。 2009年からエイドリアンが未発表のイラストに着彩した新刊本を刊行しはじめた。

 


がまくんとかえるくん誕生50周年記念「アーノルド・ローベル」展

会場:PLAY! MUSEUM

会期:2021年1月9日(土)〜2021年3月28日(日)

休館日:会期中無休

住所:〒190-0014 東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3

時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)

入場料:一般 1,500円 、大学生1,000円、高校生 800円、中・小学生 500円

Webサイト:https://play2020.jp


関連記事