オオクボリュウさんの6年ぶりとなる新作個展「Struggle In The Safe Place」が開催中

アーティストのオオクボリュウさんの6年ぶりとなる個展「Struggle In The Safe Place」が、4月2日(土)から東京・PARCELで開催されている。

2011年頃より数々のアニメーションによるミュージックビデオを手がけてきたオオクボさん。近年は再び自身の表現に立ち返り、ペインティング、ドローイング、映像作品などを制作している。

本展では、2019年頃より構想から試行錯誤を繰り返し制作された、断片的にモチーフが描かれた大作絵画、連続性を持ったモチーフが描かれた7点の連作絵画、ドローイング作品をメインとした、すべて未発表の新作を展示する。

これらは、現在オオクボさんがさまざまな技法を駆使して取り組んでいる「シーケンシャルアート=連続性のある芸術表現」だ。

オオクボさんの目に入ってきた社会現象、家族の風景、お気にりのモチーフなど、関連のなさそうなそれぞれの風景がオオクボさんの思考によって接続され、1枚のキャンバスの上に同居している。さまざまな現象を捉えてそれらをどこか俯瞰的かつ抽象的に接続させた作風は、これまでアニメーション作品を手がけてきたオオクボさんにとって自然な表現であり、その表現において関連性/連続性といったテーマは重要な要素だ。

また、出品作品が収録された作品集もリリースされる。オオクボさんの最新の表現を体感出来る機会に、ぜひ足を運んでみては。

Ryu Okubo “The Night Goes On…” 2021, 810×1620mm, Acrylic on canvas
Ryu Okubo “Tree” 2021, 600×790mm, Ink on Paper
Ryu Okubo “Duck, Dinosaur, Candle” 2020, 1620×1303mm, Acrylic on canvas

 

〈プロフィール〉

オオクボリュウ/2011年より、アニメーションによるミュージックビデオを制作。現在は、より自由な表現の可能性を求め、ドローイング、ペインティング、映像、ゲームなど、様々な手法を駆使し「シークエンシャルアート=連続性のある芸術表現」に取り組む。

個展に、「Like A Broken iPhone | アイフォン割れた」(2016、 CALM & PUNK GALLERY)。出版物に、「まいにちたのしい」(2019、ブロンズ新社、KAKATOとの共著)。ミュージックビデオに、「星野源 / さらしもの feat. PUNPEE」 (2020)、「D.A.N. / Sundance」(2018)、「Mndsgn / Alluptoyou 」(2016)、「group_inou / 9」 (2012)、「PSG / 寝れない!!! 」(2011)など。

https://ryu-okubo.art

 


Ryu Okubo solo exhibition“Struggle In The Safe Place”

期間:4月2日(土)~5月1日(日)

オープニングレセプション: 4月1日(金) 18:00〜21:00

休廊日:月・火曜日・4月29日(金・祝)

時間:14:00〜19:00

会場:PARCEL

住所:東京都中央区日本橋馬喰町2-2-1 DDD 1F

入場料:無料

Webサイト:http://parceltokyo.jp

 


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