安西水丸さんの足跡を辿る展覧会が、世田谷文学館で開催

2014年に逝去したイラストレーターの安西水丸さんの展覧会が、4月24日(土)から東京・世田谷文学館でスタートする。会期は8月31日(火)まで。

装丁や広告でのイラストレーションをはじめ、絵本やエッセイなども手がけ、本誌にも度々登場して下さった安西さん。同展では、安西さんの幼少期から晩年までの足跡や幅広い仕事の数々を、原画と関連資料500点以上をとおして紹介する。

illustrated by Mizumaru Anzai ©︎Masumi Kishida
illustrated by Mizumaru Anzai ©︎Masumi Kishida

2016年から全国を巡回していた本展は、今回の世田谷文学館が集大成となる。

展示内容は、これまでの多様な仕事を紹介する「ぼくの仕事」、嵐山光三郎さん、村上春樹さん、和田誠さんとの交流の中で生まれた作品にスポットを当てた「ぼくと3人の作家」、幼少期からの作品や資料を展示する「ぼくの来た道」、安西さんの原画を見られる「ぼくのイラストレーション」の4部構成。

さらに同会場の新規展示として、2020年末に新たに発見された安西さんの小説『アマリリス』(新潮社)のカバー原画や、村上春樹さんとの共著『ランゲルハンス島の午後』(光文社/文庫版は新潮社より発刊)の原画など、貴重な作品約15点が初出品される。

『アマリリス』新潮社 1989年

また、「旅」をテーマにした東京会場オリジナルの展示コーナー「たびたびの旅」も必見。旅にまつわるエッセイを多く残した安西さんが旅先で買い求めたスノードームや各地の郷土玩具など、「旅」にまつわる品々がイラストレーションや原稿と共に紹介される。

illustrated by Mizumaru Anzai ©︎Masumi Kishida
photo by Masataka Nakano

イラストレーターとしてさまざまな仕事を手がけただけでなく、多くのイラストレーターに慕われ影響を与えてきた安西さん。その生涯を俯瞰して見れば、改めて安西さんの多彩な才能に気付かされるに違いない。変わらぬ魅力で輝き続けるその作品を、一挙に見ることが出来る貴重な機会にぜひ足を運びたい。

 


「イラストレーター 安西水丸展」

会期:2021年4月24日(土)〜8月31日(火)

会場:世田谷文学館 2階展示室

住所:東京都世田谷区南烏山1ー10ー10

開館時間:10:00〜18:00

休館日:毎週月曜日(ただし5月3日・8月9日は開館、5月6日・8月10日は休館)

Webサイト:https://www.setabun.or.jp

 

 

 


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