「ブラチスラバ世界絵本原画展 こんにちは!チェコとスロバキアの新しい絵本」が開催中

リュボスラウ・パリョ《僕の猫、タムタム》2017年 作家蔵 ©L’uboslav Pal’o

千葉市美術館で「ブラチスラバ世界絵本原画展 こんにちは!チェコとスロバキアの新しい絵本」が開催されている。会期は2月28日(日)まで。

ハサン・ムーサヴィー《ボクサー》BIB2019グランプリ 2015年 作家蔵 ©Hasan Mousavi

「ブラチスラバ世界絵本原画展」(以下、BIB)はスロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年ごとに開催される世界最大規模の絵本原画コンクール。同展では現地で2019年に開催された第27回展(BIB2019)のなかから、各国の作家による受賞作品をパネル展示で紹介する。

ヴラジミール・クラール《鳥の伝説》2013年 作家蔵 ©Vladimír Král

また会場には、スロバキアとチェコの両国が2020年に日本との交流100周年を迎えたことを記念して、両国の新しい作家に注目した特別展示が設けられている。BIB2019スロバキア代表から7名、チェコ代表から6名の作家の絵本原画と、近年両国で出版された多様な絵本を見ることが出来る。

テレザ・コレツカー・ヴォストラドフスカー《ネコと断面》2017年 作家蔵 ©Tereza Korecká Vostradovská
ミラン・スタリ―《オオカミが食べるのは?》2017年 作家蔵 ©Milan Starý

BIBにおいては、日本も第1回から数多くの原画作品を出品し、多くの受賞作家を輩出してきた。同展ではきくちちきさんが金牌を受賞した『もみじのてがみ』をはじめ、BIB2019に参加した日本作家の出品作64点を展示する。さらにそのうち、荒井良二さん、きくちちきさん、さかたきよこさん、ザ・キャビンカンパニーの4組に焦点を当て、制作にまつわる資料や新作など、創作活動の背景についても特集する。

世界各地で活躍する作家たちの作品をじっくりと堪能出来る貴重な機会に、ぜひ足を運んでみて欲しい。

きくちちき《もみじのてがみ》BIB2019金牌 2018年 作家蔵 ©きくちちき
さかたきよこ《金の鳥》2018年 作家蔵 ©Kiyoko Sakata
ザ・キャビンカンパニー《ボンボとヤージュ》2017年 作家蔵 ©ザ・キャビンカンパニー

 


「ブラチスラバ世界絵本原画展 こんにちは!チェコとスロバキアの新しい絵本」

会場:千葉市美術館

会期:2021年1月5日(火)~2月28日(日)

休室日:1月18日(月)、2月1日(月)

住所:〒260-0013 千葉県千葉市中央区中央3丁目10−8

時間:10:00~18:00 *入館は閉館の30分前まで

入場料: 一般 1,000(800)円、大学生 700(560)円、小・中校生・高校生 無料

*障害者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料

*()内は20名以上の団体料金


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