液晶ペンタブレットを中心に多くのクリエイターに愛用されるツールを販売する株式会社ワコム。同社は、描くことに特化した「MovinkPad」シリーズから、プロフェッショナル向けのポータブルデバイス「Wacom MovinkPad Pro 14」を発売する。
「Wacom MovinkPad Pro 14」は、7月に発売された「Wacom MovinkPad 11」と同様に、スリープ中の画面にペンを軽く長押しするとWacom Canvasが起動する「Quick drawing」機能を搭載。「Wacom MovinkPad Pro 14」では、新たにペンの色選択が可能になったほか、「CLIP STUDIO PAINT」に移行した際に自動で背景を切り抜くなど、機能もバージョンアップしている。

ディスプレイには、外光が反射せず、コントラストを維持する特殊加工を施した、「Wacom Premium Textured Glass」を採用している。さらに、カメラを搭載せずフラットな本体にすることによって使用時のがたつきをなくすなど、創作への集中しやすさを優先して本体を設計した。
新たに追加された「Wacom Lab」では、ワコムが開発中の新機能を一早く体験できる。「Wacom MovinkPad Pro 14」から提供する「Instant Pen Display Mode」は、本体をPCに接続し、外部ディスプレイとして使用できる機能。

製品発表会には、イラストレーターのサイトウユウスケさんが登壇。最初に製品を手にした際のフィット感が印象的だったそうで、「デジタルとアナログの距離感が縮まるような感覚が心地よかった。制作に没入することができる新しい感覚があった」とコメント。「今までアナログ中心で制作をしてきた描き手にとっても、デジタルに触れやすくなるツールなのではないか」と製品の使用感を語った。

〈製品情報〉

ワコムストア価格〈税込〉:144,980円
発売日:今秋発売予定(詳細は後日発表)
販売:ワコムストアおよび全国の家電量販店
ワコムストア
https://estore.wacom.jp/ja-JP