東京都庭園美術館では「20世紀のポスター [図像と文字の風景] ―ビジュアルコミュニケーションは可能か?」が開催されている。会期は4月11日(日)まで。
本展では、株式会社竹尾のポスターコレクション(多摩美術大学寄託)から厳選された、構成主義のポスターを一堂に公開。時代を彩った「構成的ポスター」が20世紀を通じて遂げた発展と変容のプロセスをたどることが出来る。
1910〜20年代のヨーロッパで生じ、芸術・デザインに革新をもたらした「構成主義」は、特にビジュアルデザインの領域において、図像と文字を幾何学的・ 抽象的な融和の下に構成しようとする特徴的な表現様式をもたらした。
エル・リシツキー、ヤン・チヒョルト、マックス・ビル、ヨゼフ・ミューラー゠ブロックマンなど、数々のアーティストやデザイナーが時代を超えて共有したこの様式は、広くビジュアルデザインの可能性を拡張する試みとして発展を重ね、今日のビジュアルデザインの基盤を形成している。
「構成的ポスター」が、20世紀を通じて織りなした図像と文字の風景とは? 個々のポスターが示す鮮やかな創造力、そしてそれらのポスターが総体として示す歴史的な継承と発展のプロセスを楽しみに、ぜひ足を運んでみては。
20世紀のポスター[図像と文字の風景] ―ビジュアルコミュニケーションは可能か?
会場:東京都庭園美術館 本館+新館
会期:2021年1月30日(土)~4月11日(日)
休業日:2月10日・24日、3月10日・24日、4月5日
※2021年4月より、休館日が毎週月曜日に変更となります。
住所:東京都港区白金台5–21–9
時間:10:00~18:00 *入館は閉館の30分前まで
入場料: 一般 1,100(880)円、大学生(専修・各種専門学校含)880(700)円、中・高校生 550(440)円、65歳以上 550(440)円
*()内は20名以上の団体料金