『イラストレーション』No.241

2024/1/18
A4変型判
定価:本体1,600円+税
『イラストレーション』No.241
  • 特集 いせひでこ

    特集 いせひでこ

    絵本作家として「いのち」をテーマに作品を発表し続けている、いせひでこさんを30ページにわたって特集します。いせさんにとって10年ぶりとなる自作の創作絵本『ピアノ』の制作過程を取材するほか、「木」をテーマとした3部作絵本『ルリユールおじさん』『大きな木のような人』『まつり』を取り上げます。また、幻の絵本の原稿やタブロー、未公開のスケッチなども収録予定です。
    表紙はいせさんによる描き下ろしです。

  • 特集 みやこしあきこ

    特集 みやこしあきこ

    大学在学中から絵本を作り始め、2009年に初めての絵本『たいふうがくる』を刊行して以来、これまでに自作の絵本を8作、絵童話を1作発表しているみやこしあきこさん。それらの絵本は日本絵本賞大賞、ボローニャ・ラガッツィ賞フィクション部門優秀賞、ニューヨーク・タイムズ&ニューヨーク公共図書館絵本賞などを受賞し、世界中で高い評価を得てきました。また、2018年には全編リトグラフの手法で制作された『ぼくのたび』が話題となり、2023年には初の絵童話『ちいさなトガリネズミ』も小学館児童出版文化賞を受賞しています。
    画材や手法は変われど、つい目を細めてしまうような光と味わい深い影とで表現される美しい情景、そこに確かに生きているのだと感じさせてくれる登場人物たちはますますその魅力を増し、目を見張るばかりです。本特集では自作絵本とイラストレーションの仕事をご紹介すると共に、2021年に移り住んだ長野県のアトリエでのインタビューとその様子をお届けします。

  • 特集 しおたにまみこ

    特集 しおたにまみこ

    2014年にピンポイント絵本コンペで優秀賞を受賞したことをきっかけに、2018年に初めての絵本『そらからきたこいし』を発表し、近年では絵童話のシリーズ『たまごのはなし』『いちじくのはなし』でますます人気を得ているしおたにまみこさん。『たまごのはなし』は2021年にブラチスラバ世界絵本原画展で金牌を受賞して、その後カプセルフィギュアが発売されるほど、数多くの読者を魅了しています。
    どの作品も1度読んだら癖になる唯一無二の世界観、物語であることはもちろんのこと、隅々まできめ細やかな密度で描かれた精緻な絵には誰もが想像力を掻き立てられ、心奪われてしまうはず。本特集では、これまでに発表された3冊の絵本と先述の絵童話2冊、イラストレーションの仕事や個展作品をご紹介すると共に、絵本を描き始めるきっかけや近年変化したこと、しないことなどについてお聞きしたインタビューもお届けします。

  • 特集 牧野千穂

    特集 牧野千穂

    印象的なパステル画で、数多くの装丁をはじめとしたイラストレーションを手がけてきた牧野千穂さん。2011年に上梓した『うきわねこ』(蜂飼耳/文)は、「第4回MOE絵本屋さん大賞」で2位を獲得するなど、近年は絵本の作画でも注目を集め、たくさんの読者がその世界観に魅了されています。
    今回は、2023年12月刊行の『おやすみまくら』(斉藤倫/文)を含む6冊の絵本を紹介するほか、インタビューではイラストレーションと絵本、それぞれの取り組みについてお聞きします。

  • この秋、日本を訪れた絵本の作家と編集者の仕事

    この秋、日本を訪れた絵本の作家と編集者の仕事

    2020年から続くコロナ禍によって一時は規制されていた他国との往来が、目に見えて活発になったこの頃。特に2023年秋は各国から絵本の作家たち、編集者たちが日本を訪れました。本誌ではフレンチ・サンナさん、シドニー・スミスさん、アグラフカ(ロマナ・ロマニーシンさんとアンドリー・レシヴさん)、タラブックスのギータ・ウォルフさんが出版する絵本や近年の活動を、彼らと深い交流のある方々の言葉と共にお伝えします。
    執筆:広松由希子さん、細江幸世さん、松岡希代子さん(五十音順)


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