ASIAN KANG-FU GENERATIONのCDジャケットや、『四畳半神話大系』(森見登美彦 著/KADOKAWA)をはじめとする「四畳半」シリーズの装画などで広く人気を博すイラストレーター・中村佑介さんの、新旧の代表作12点を収録した「中村佑介カレンダー2024」が発売された。
表紙を飾るのは、2024年の干支をモチーフにした「浅田飴糖衣L(檸檬)Limited Edition 2024」(数量限定デザイン缶)のイラストレーション。収録されているのは、オリジナル作品4点に加え、CDジャケットや教科書、映画のメインビジュアルに使用された作品など、中村さんご自身がセレクトした全12点。
A3サイズの壁掛けタイプで、細かい描きこみのディテールまでしっかりと堪能出来るほか、オリジナル作品では、普段はなかなか見ることの出来ない筆跡や絵の具の滲みなどアナログ作画ならではの味わいが楽しめる。毎月ごとに記載されている、各作品にちなんだ中村さんの書き下ろしコメントにも注目したい。
また、付録として、裏表紙には切り取って使えるミニカレンダーが付いてくる。小さくても見やすいようにデザインが変更されており、スマホケースに挟んで使えるサイズ感もうれしい。
そして11月17日(金)より、心斎橋PARCOにて発売を記念したカレンダー原画展「中村佑介 SPILIT!」が開催される。同展では「中村佑介カレンダー2024」の原画や動画作品のほか、厳選した代表作や展覧会初展示の作品を、完成画、着色前の手描き線画(原画)も合わせて展示される。
会期中に開催される直筆イラスト付きサイン会や、展示に合わせて作られたオリジナルグッズもぜひチェックしたい。
細部への描きこみと仕掛けたっぷりの構図で、何度見ても新鮮な驚きを与えてくれる中村さんのイラストレーション。そんな中村さんの作品と共に、新しい1年を迎えてみてはいかがだろうか。
<プロフィール>
中村佑介/1978年生まれ、兵庫県出身。大阪芸術大学デザイン学科卒業。 ASIAN KUNG-FU GENERATION、さだまさしなどのCDジャケット、『夜は短し歩けよ乙女』『謎解きはディナーのあとで』、音楽の教科書などの書籍カバー、浅田飴、ロッテのチョコパイなどのパッケージのほか、数多く手掛ける。 ほかにもアニメのキャラクターデザイン、ラジオ制作、エッセイ執筆など表現は多岐にわたる。画集『Blue』『Now』 (共に飛鳥新社)は13万部を記録中。教則本『みんなのイラスト教室』(飛鳥新社)、ぬりえブック『COLORME』 『COLORME,too』(共に復刊ドットコム)、最新刊CDジャケット全集『PLAY』(飛鳥新社)も好評発売中。
【「中村佑介 SPILIT!」イラストレーター中村佑介カレンダー原画展】
会場:心斎橋PARCO 5F 特設会場
〒542-0085 大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目8-3 心斎橋PARCO
会期:2023年11月17日(金)〜2024年1月8日(月・祝)
時間:10:00~20:00
入場料:通常500円、グッズ付800円、物販ゾーン:入場無料