イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。東京で開催中の気になる展覧会をご紹介します! 会期終了が迫っている展覧会もありますので、ぜひお見逃しなく。
新型コロナウイルス感染症の対策として会場毎に注意事項が設けられています。事前に情報をお確かめの上、無理のない範囲でお出かけください。
フリスタ x KAC 「大フリースタイル陶芸展 vol.3」〜whose work is this?〜
彫刻家・近藤南さんが主宰する“何を作っても良い、誰でも参加出来る、自由をモットー”とした、陶芸教室「フリースタイル陶芸(以下フリスタ)」。これまで数々のイラストレーター・アーティストが参加し、個性豊かな陶芸作品を発表しています。
その第3回目となる展示が、亀戸アートセンター (KAC)で今週末まで開催中。今回は、平面作品を制作している作家を中心に16名をフリスタとKACが選出し、陶芸作品を制作してもらったそう。陶芸作品と併せて普段の制作物も展示し、その両方を対比させることで作家たちの新たな一面を見ることが出来る貴重な機会になっています。誰がどの作品を作ったのか、宝探しのように観るのも楽しいはずです!
フリスタ x KAC 「大フリースタイル陶芸展 vol.3」〜whose work is this?〜
会期: 2022年12月17日(土)〜2023年1月15日(日) *木休
会場:亀戸アートセンター (KAC)
住所:東京都江東区亀戸9丁目17-8KKビル101(Google Map)
時間: 平日16:00〜22:00 土日祝13:00〜19:00
<参加作家(敬称略)>
leequra、wimp、小野仁美、近藤南、重田美月、多田さやか、田中ヒサミ、檀上仁美、中野由紀子、ナカムラミサキ、並木夏海、東春予、ヘルミッペ、ホリグチシンゴ、栁澤貴彦、yon yon ichi
田渕正敏 個展「アルバム」
書籍、音楽、ファッション、パッケージなど、幅広いジャンルのイラストレーションを手がけている田渕正敏さんの3年ぶりとなる個展が、原宿・ギャラリールモンドで開催されています。今回展示されるのは、田渕さんが10年以上続けているブルーのモノトーンで描くシリーズの最新作。自らの「タッチ」を疑い、手に入れた技術を忘れていく作業をしながら制作したそう。新たな視点でイラストレーションと向き合いながら制作された作品の数々とその絵柄の変化を、ぜひご覧ください。
会期: 2023年1月10日(火)〜1月15日(日) *会期中無休
会場: ギャラリールモンド
住所: 東京都渋谷区神宮前6-32-5 ドルミ原宿201(Google Map)
時間: 12:00〜20:00 *最終日17:00まで
黒田潔「森の音、森の光。」
植物や動物、自然の有機的なモチーフをモノクロの丁寧なタッチで描き上げるイラストレーター・黒田潔さんの新作展が、今週末から(PLACE) by methodで開催されます。
2022年1月、神戸・六甲山のROKKONOMADで行った滞在制作にて、森の風景や植物を観察しながら過ごした日々の記録から、「森の音」シリーズの作品が生まれました。同年10月には同会場であるROKKONOMADにて行った個展で、春の訪れを待つ木々や草花の生命力をイラストレーションに落とし込んだ作品の数々を発表しています。
本展では、シリーズの次なるステップとして、イラストレーションを描く媒体に着目し、実験的にマテリアルを模索した新作のほか、インテリアアイテムにイラストレーションを施したプロトタイプが発表されます。 黒田さんが森の中でまなざした情景と、そこに息づく生き物達の生命力を、会場で感じ取ってみてください。
会期: 2023年1月13日(金)〜1月28日(土) *会期中無休
会場:(PLACE) by method
住所:東京都渋谷区東1-3-1 カミニート#14(Google Map)
時間: 12:00〜19:00
作家在廊日(予定): 1月13日(金)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)、28日(土)
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