7月15日(金)に発売する『illustration』最新号の特集は「イラストレーションとマンガ」。簡潔に区分することの出来ない2つのジャンルを行き来しながら生まれる表現の豊かさ、さまざまな表現方法を模索し提示し続ける作り手の視点を知ることは、私たちの世界を見る目をもっと楽しくしてくれるに違いない。今号では「イラストレーション」と「マンガ」の魅力を、5名の作家をとおして紹介する。
特集「イラストレーションとマンガ」
カシワイ
1枚の絵をきっかけにマンガに挑戦し、イラストレーションの仕事も手がけるようになったカシワイさん。2つの領域を行き来しながら深化する、幻想的で透明感のある世界観を探る。
山本美希
マンガを中心に制作するほか、大学の准教授として絵本を主とした研究や学生の指導にも取り組む山本美希さん。「物語を絵で表すこと」に強い関心を持つ山本さんの、幅広い活動の源を垣間見る。
ながしまひろみ
会社員として働きながら描いた短編マンガが多くの人の心を掴んだこときっかけに、マンガ家、イラストレーターになったながしまひろみさん。いま、ますます活躍の場を広げるながしまさんの創作に迫る。
中村一般
絵やマンガをとおして、いつか消えてしまう風景を緻密に描き出す中村一般さん。自主制作を含む作品紹介をはじめ、インタビューでは中村さんの絵の変遷や創作に対する姿勢についても伺った。
嶽まいこ
幅広い作風を自在に使いこなし、アナログとデジタルをさまざまに組み合わせ作品を描き出す嶽まいこさん。イラストレーションとマンガが作用し合うことで、新たな境地が広がっていく。
これから始める「NFTアート」第2回
前号からスタートした「NFTアート」についての連載企画。第2回となる今回は、イラストレーターのunpisさんが新作を携え初めてのNFTアート販売に挑戦する。
ザ・チョイス大賞展2022 ポスターを作る
誌上コンペ「ザ・チョイス」の大賞展中止を受け昨年発足した本企画。2年目となる本年は、2021年度大賞の楓真知子さんが、審査員を務めたブックデザイナーの鈴木久美さんとタッグを組んだ。
連載スイッチ・インタビュー 五月女ケイ子×細川徹
東京イラストレーターズソサエティ会員と、お仕事関係者がざっくばらんに語り合う連載「スイッチ・インタビュー」。今回は夫婦であるイラストレーターの五月女ケイ子さんと脚本家の細川徹さんのお2人が登場。互いに影響し合い、いまの仕事に携わるようになっていった変遷を和やかに語る。
そのほか、塚田優さんによる特別寄稿や、シェアを拡大するミニコミ誌や書店員の方に聞くオススメマンガの紹介、編集者鼎談「マンガと絵本とイラストレーション」など。企画盛りだくさんの本誌を、ぜひ手に取ってみて欲しい。
7月15日(金)発売の『illustration』No.235 は現在予約受付中!