いまだ収束の様子を見せない新型コロナウイルスの影響で、昨年に引き続き、中止となってしまったザ・チョイス大賞展。開催が出来ないのは残念でなりませんが、この度、新たな企画がスタートしました。
題して、〈「ザ・チョイス大賞展2021」ポスターを作ろう!〉。ザ・チョイス年度賞で大賞に輝いたSHIKAさんと、2020年度の審査員であるデザイナーの佐々木俊さんが、もし「ザ・チョイス大賞展2021」のポスターがあったとしたら……という仮定の基に、ポスターを制作します。
2人のコラボレーションによって、どんなポスターが出来上がるのでしょうか。やり取りの様子や制作過程を、Webと誌面で紹介します。
(前編はこちらから)
5月上旬にSHIKAさんから提出されたラフ3案を受け、5月中旬〜下旬に佐々木さんとSHIKAさんの間で交わされたやり取りを紹介します。
5月中旬 佐々木さんのフィードバック①
検討の末、方向性はA案に決定。佐々木さんからは、以下の3点が伝えられました。
① 脚の上部をもう少し描き足してもらいたい。
② 脚の隙間に文字要素を入れたいので、その部分の要素はなるべく無くして欲しい。周りには、カラフルな飴などがもっとたくさん散らばっているとよいのでは?
③ 脚が乗っている台の側面は、やや暗めに描いてもらえるとよい。
5月中旬 SHIKAさんラフ修正
佐々木さんのフィードバックから数日後、その意見を基に、SHIKAさんがラフをさらにブラッシュアップさせます。
5月下旬 佐々木さんのフィードバック②
SHIKAさんが本描きに入る前に、佐々木さんから細やかな指示がありました。最終デザインの際にレイアウトを微調整するため、画面に余裕を持って描いて欲しい、とのこと。これを受けて、いよいよSHIKAさんの本描きが始まります。
佐々木さんのディレクションを受けた後、SHIKAさんはどんな作品を描き上げたのでしょうか。また最終的なデザインは……?
7月16日(金)発売の『illustration』No.231では、SHIKAさんが描き下ろしたイラストレーション、佐々木さんがデザインした完成版のポスターのほか、これまでのやり取りを改めて掲載します。ぜひお楽しみに!
(前編はこちらから)
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