イラストレーション編集部が今週末に行きたい展覧会やイベントをピックアップ。今週はさまざまな領域で活躍される3名の作家のみなさんの、個性豊かな展覧会をご紹介します。暖かくしてお出かけ下さい!
山野英之展「オノコノエ、ヴォエ ミソソカゲル、マリワカ」(東京・恵比寿)
グラフィックデザイナー・山野英之さんが個展を開催中。クライアントワークから離れ、個人的に制作した新作約18点が展示されます。また山野さんがデザインした、奈良の新しいスニーカーブランド「TOUN(トウン)」のスニーカー3型もお披露目されるとのこと。
山野英之展「オノコノエ、ヴォエ ミソソカゲル、マリワカ」
会期: 2020年12月6日(日)~12月19日(土) *水曜休廊
会場: nidi gallery
住所: 東京都渋谷区東2-27-14-102
時間: 12:00~19:00
<プロフィール>
山野英之/グラフィックデザイナー。奈良県生まれ。2009年、デザイン事務所 TAKAIYAMA inc. 設立。書籍、広告、ブランドデザイン、建築サインなど、平面から空間まで、グラフィックデザインを軸に活動。個人の制作として「クソバッジ」「B.C.G」「YAMANOMAX」「UHS-α」など。
我喜屋位瑳務「CHILLDIE Ⅲ」(東京・神楽坂)
イラストレーターとして活躍する一方で、美術館での展覧会や芸術祭に参加するなど、アーティストとしての活動も続けている我喜屋さん。2015年と2019年の開催に続いて、今回で3回目となる個展「CHILLDIE」では、毎日描いているドローイング作品が展示されます。
我喜屋位瑳務「CHILLDIE Ⅲ」
会期: 2020年12月5日(土)~12月19日(土) *日曜、月曜休廊
会場: FARO Kagurazaka
住所: 東京都新宿区袋町5-1
時間: 13:00~19:00
<プロフィール>
我喜屋位瑳務/イラストレーター。沖縄県生まれ。美術館での展覧会や芸術祭に参加するなど、アーティストとしても活動。沖縄に残るアメリカ文化の名残に影響を受けており、戦後アメリカのホラー、SF映画やアメコミが持つ世界観を感じさせる作品を作り出す。
『翻訳目録』刊行記念 タダジュン版画展 (東京・北青山)
12月14日発売『翻訳目録』(雷鳥社)の刊行を記念して、版画家・タダジュンさんの原画展を開催。作品のなかで”もぞもぞ”と動き続ける、男、赤ん坊、囚人、鵞鳥、蝶々。「白」と「黒」の世界にも、豊かな色調や質感、感情が溢れていると思わせてくれる、タダジュンさんが描く愛すべき挿絵、約30点が並びます。
『翻訳目録』刊行記念 タダジュン版画展
会期: 2020年12月7日(月)~12月26日(土) *日曜定休
会場: ギャラリー山陽堂
住所: 東京都港区北青山3-5-22 山陽堂書店2・3F
時間: 平日11:00~19:00/土曜11:00〜17:00
<プロフィール>
タダジュン/版画家・イラストレーター。版画の技法を使い、書籍や雑誌のイラストレーションを中心に活動中。作品集『Dear,THUMB BOOK PRESS』をSUNNY BOY BOOKSより刊行。
新型コロナウイルス感染症の対策として会場毎に注意事項が設けられています。事前に情報をお確かめのうえ、無理のない範囲でお出かけ下さい。
最新号『イラストレーション』No.228では画家のnakabanさん、絵本作家・イラストレーターの植田真さんを大きく特集。それぞれの多岐にわたる活動に加え、2人が共に手がけた絵本や展示についてもご紹介します。