「美しい本」を世界中から集めた企画展示「世界のブックデザイン2021-22」が印刷博物館 P&Pギャラリーで開催されている。会期は2023年4月9日(日)まで。
同展では、2022年2月にドイツ・ライプチヒで開催された「世界で最も美しい本2022コンクール」の受賞図書と共に、日本の「第55回造本装幀コンクール」をはじめ、世界7ヶ国で開催されたコンクールの受賞図書約160点を紹介。展示されている図書は手に取って見ることが可能で、世界最高峰のブックデザインと造本技術を間近で観察することが出来る貴重な機会となっている。
また、期間中には「第55回造本装幀コンクール」の審査員2名によるオンライントークショーや、同賞受賞者による対談、製本ワークショップも開催予定。対談には2023年5月の「ザ・チョイス」の審査員を務める上西祐理さんも参加する。
いずれも事前予約制(一部抽選)なので、開催日時や応募期間をしっかりとチェックしたい。
【展示内容】
・日本 「第55回造本装幀コンクール」 受賞図書21点
・ドイツ 「Die schönsten deutschen Bücher 2022」 受賞図書25点
・オランダ 「De Best Verzorgde Boeken 2021」 受賞図書33点
・オーストリア 「Die schönsten Bücher Österreichs 2021」 受賞図書13点
・フランス 「Prix unique du livre – Best Book Design from France」 受賞図書20点
・カナダ 「Alcuin Society Awards for Excellence in Book Design in Canada 2020&2021」 受賞図書10点
・中国 「2021年度最美的书」 受賞図書25点
・世界で最も美しい本コンクール「Schönste Bücher aus aller Welt 2022」 受賞図書14点
【オンライントークショー】
「第55回造本装幀コンクールを振り返って」
登壇:秋山伸 (神戸芸術工科大学教授、多摩美術大学客員教授)
濱崎実幸(ブックデザイナー)
日時:2023年1月29日(日)14:30~16:00
配信方法:Zoom ウェビナー
参加費:無料
予約はこちらから
【トークショー】
「第55回造本装幀コンクール受賞者〈受賞作〉 を語る『広告 Vol.415 特集:流通』(仮題)」
登壇:篠原 慶丞(ディレクター)
上西 祐理(グラフィックデザイナー)
加瀬 透 (グラフィックデザイナー)
牧 寿次郎(グラフィックデザイナー)
日時:2023年2月19日(日)14:30~16:00
会場:印刷博物館 研修室
参加費:無料 ※地下展示室を見学する場合、入場料が必要
予約はこちらから
【製本ワークショップ】
中級 「文庫本をハードカバーに」
日時:2023年3月18日(土)13:30~16:30
会場:印刷博物館 研修室
材料・道具使用費:1,705円
応募条件:製本の経験のある方のみ
応募期間:2023年2月16日(木)10:00〜3月3日(金)23:50まで
初級 「こうき綴じ」
日時:2023年3月18日(土)10:30~12:30
会場:印刷博物館 研修室
材料・道具使用費:1,595円
応募期間:2023年2月16日(木)10:00〜3月3日(金)23:50まで
※ 少部数などの理由で入手困難な本があるため、受賞図書全ての展示ではありません。
※ 上記の点数が前後する可能性がございます。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のための措置として、本に触れる際は、P&Pギャラリー入口で配布する使い捨て手袋を着用いただきます。
※ワークショップの予約については公式サイトをご確認ください
【世界のブックデザイン2021-2022】
会場:印刷博物館 P&Pギャラリー
会期:2022年12月10日(土)~2023年4月9日(日)
時間:10:00~18:00
休館日:月曜日(ただし1月9日は開館)、12月29日(木)〜1月3日(火)、1月10日(火)
入場料:無料 ※印刷博物館企画展および常設展にご入場の際は入場料が必要です
公式サイトはこちら