イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。東京で開催中の気になる展覧会をご紹介します! 暖かくしてお出かけください。
松本沙希✕森井ユカ ネオ妖怪展「パラレル」
チェコ在住イラストレーター・松本沙希さんと、立体造形家・森井ユカさんの「妖怪」をテーマにした2人展が、代官山のギャラリー子の星で開催されています。
松本さんは、人の想像が具象化されたものという妖怪の考え方や、百鬼夜行絵巻を基にストーリーやキャラクターを生み出し、1つのビジュアルに展開。それは日本の妖怪に限らず他国のフォークアートのキャラクターも含まれ、国境を越えた新しい妖怪の姿が見られます。
森井さんは、日本の暦である「七十二候」をモチーフに、人間が知らず知らずに望んだことで生まれ出た、72匹の猫妖怪の立体作品を展示。それぞれのご利益を背負ったかわいらしいキャラクターたちが出迎えてくれます。
お2人がつくり出す、まだ誰も見たことのない妖怪たちの世界をぜひご堪能ください。
会期: 2024年12月6日(金)~12月15日(日) *火休
会場: Gallery 子の星
住所: 東京都渋谷区代官山町13-8 キャッスルマンション113(Google Map)
時間: 12:00〜19:00 *金土のみ14:00〜21:00
牧野千穂 個展「 うつくしい せかい 」 ー絵本のための習作ー
絵本作家・イラストレーターの牧野千穂さんの個展が、外苑前のギャラリーハウスMAYAで開催中です。
本展で展示されるのは、これから生まれる絵本に向けてのエチュード。牧野さんの作品世界がどのようにして生まれるのか、その過程を見ることができる非常に興味深いものです。またパステルと鉛筆で描かれたモノクロ+1色の小さな絵をまとめた、牧野さん初の作品集『some and every』(nowaki)も販売。牧野さんが描き出す「うつくしいせかい」をお楽しみください。
牧野千穂 個展「 うつくしい せかい 」 ー絵本のための習作ー
会期: 2024年12月9日(月)〜12月21日(土) *日休
会場: ギャラリーハウスMAYA
住所: 東京都港区北青山2-10-26(Google Map)
時間: 12:00〜19:00 *土曜日17:00まで
せいのみわお 個展「Cutting out Everyday Life」
第231回ザ・チョイスで入選した、せいのみわおさんの個展が、吉祥寺の古本屋「百年」と「一日」で開催されています。
「日常を切り取る」をテーマに、身の回りにあるモノたちを切り絵で丁寧に描いた作品を見ることができます。何気ない日常のモノたちがせいのさんのフィルターをとおして、落ち着いたトーンでありながらもリズミカルな色彩と親しみやすいフォルムで表現されています。近くで見ると、よりその静かで温かな雰囲気や仕事の繊細さを感じられるはずです。ぜひ会場にてご覧ください。
せいのみわお 個展「Cutting out Everyday Life」
会期: 2024年12月11日(水)~12月22日(日) *火休
会場1:百年
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2−10 村田ビル 2F(Google Map)
時間:12:00〜20:00 *最終日16:00まで
会場2:一日
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-1-3 石上ビル1F(Google Map)
時間:12:00〜19:00 *最終日16:00まで
リニューアルした「イラストレーションファイルWeb」展覧会情報ページでは、登録イラストレーターの展覧会のお知らせを掲載しています。ぜひご覧ください。
10月18日(金)発売の『イラストレーション』No.244では、げみさんをはじめ、しらこさん、髙橋あゆみさん、いとうあつきさん、ゲレンデさん、TAOさんの、人気イラストレーター6名を特集しています。