編集部ピックアップ！　今週末に行きたい展覧会 12月10日（土）～12月11日（日）

イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。東京で開催中の気になる展覧会をご紹介します！　今週は、ザ・チョイス入選・準入選経験のある方々の個展が目白押しです。

新型コロナウイルス感染症の対策として会場毎に注意事項が設けられています。事前に情報をお確かめの上、無理のない範囲でお出かけください。

土屋未久 個展「Swimming in the crack of light 」

イラストレーター・ペインターとして活躍する土屋未久さんの個展が、原宿・Printed Unionで開催中。本展〈光の隙間を泳ぐ〉で見られる作品には、「靄がかる道を歩くような日々の中で、光の隙間を見つけ何かに怯えることなく存在出来る場を絵の中につくり出したい。」という土屋さんの思いがこめられています。光の隙間の中に、私たちがまだ知らないあたたかさを感じることが出来るかもしれません。

〈プロフィール〉

土屋未久／1991年愛知県生まれ。イラストレーター・ペインター。頭の中で粘土のようにこねたモチーフたちを、自身の空間に配置し、絵に描きおこしている。絵をとおして、自分も他者も見たことのない知らない場所へ連れていきたい。2017年、第18回グラフィック 1_WALL 菊地敦己選審査員奨励賞。2020年、第214回ザ・チョイス　準入選（塩川いづみさんの審査）。

ロシトロカ 個展「Potter」

動物や人物をカラフルにユーモアのあるフォルムで描く、イラストレーターユニット・ロシトロカさんの個展が、東京浅草にあるチェコ雑貨・東欧雑貨のお店チェドックザッカストアで今週末からスタート。本展で表現されるのは、ある焼き物師がつくる人形たちの世界。キャラクター作りやシルエット遊びなどをはじめ、おもちゃやパズル制作も行ったそう。クリスマスシーズンにもぴったりの、こだわりがぎゅっと詰まった可愛い世界をお楽しみください。

〈プロフィール〉

ロシトロカ／佐古浩介と宮田小夏によるイラストレーションユニット。アイデアの「ろ紙とろ過」をテーマに動物や人物をユーモアで異国感のある楽しいシルエットで描く。主な仕事に、Eテレ「カラフルな魔女」番組ロゴ・キャラクター担当、パインアメの「パイン株式会社」シャッターアート、和歌山市民図書館や移動図書館車のライブラリーアートの制作などがある。2019年、第210回ザ・チョイス入選（宇野亞喜良さんの審査）。2021年、浜田市世界こども美術館での展示。

丹野杏香 個展「草原を渡る」

装画や挿絵、イベントのビジュアル、シンボルマークなどを手がける、イラストレーター・ペインターの丹野杏香さんの個展が、東京武蔵野美術学院の634展示室で開催中です。草原を渡る全てのいのちに想いを馳せ、制作された大小さまざまな作品が約30点並びます。まるで文様のようにも見える、大胆な線やシルエットで描かれるモチーフやその佇まいに、思わず惹きこまれてしまうはずです。

〈プロフィール〉

丹野杏香／1994年生まれ。2017年に東洋美術学校卒業。その後フリーランスのイラストレーター・ペインターとして活動を始める。本の装画・挿絵や、イベントのビジュアル、シンボルマークなど様々な仕事を手がける一方、展示活動も積極的に行なっている。2020年、634展示室個展 「岸辺のこと」。2021年、第38回ザ・チョイス年度賞審査入賞。2022年、HB WORK Competition Vol.2尾崎行欧賞、HB FILE Competition Vol.32関戸貴美子賞。

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