2022年度ザ・チョイスの審査員を務める4名が決定!

本誌誌上コンペ「ザ・チョイス」で、2022年度に審査員を務める4名が決定した。

次年度の審査員は、今日マチ子さん(漫画家)、漆原悠一さん(グラフィックデザイナー)、角張渉さん(カクバリズム代表)、脇田あすかさん(アートディレクター・グラフィックデザイナー)。各審査員のプロフィール、応募者に向けたひと言、代表的な仕事をそれぞれ紹介する。

 

2月の審査

審査員:今日マチ子(漫画家)

プロフィール:漫画家。1P漫画ブログ「今日マチ子のセンネン画報」の書籍化が話題に。4度文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出。戦争を描いた『cocoon』は「マームとジプシー」によって舞台化。2014年に手治虫文化賞新生賞、2015年に日本漫画家協会賞大賞カーツーン部門を受賞。『みつあみの神様』は短編アニメ化され海外で23部門賞受賞。近著にコロナ禍の日常を絵日記のように描いた『Distance わたしの#stayhome日記』など。

審査員からひと言:誰にも似ていない、見たことのない世界に出会えるのが楽しみです。圧倒的な衝動と緻密なコントロールを兼ね備えた作品に憧れます。

<代表的な仕事>

『cocoon』 今日マチ子 著 (秋田書店)
『Distance わたしの#stayhome日記』 今日マチ子 著 (rn press)

 

5月の審査

審査員:漆原悠一(グラフィックデザイナー)

プロフィール:グラフィックデザイナー。1979年大阪生まれ。京都精華大学デザイン学科卒業。atom、松永真デザイン事務所、スープデザイン(現・BOOTLEG)を経て2011年デザイン事務所tentoを設立。ブックデザインを中心に、展示グラフィック、パッケージ、カタログなど幅広く活動する。近年は児童書、絵本のデザインも多数手がけている。2019年に佐々木知子写真集『Ground』、今年11月に山﨑泰治写真集『In the Light』を出版。

審査員からひと言:その人らしさが滲み出るような独自の表現に出会えることを楽しみにしています。自分自身としては、あまり身構えずに絵と対話するような気持ちで臨みたいと思います。

<代表的な仕事>

『いきものたちはわたしのかがみ』 ミロコマチコ 著 (朝日新聞出版)
『自分と他人の許し方、あるいは愛し方』 三砂ちづる 著(ミシマ社) ill:朝野ペコ

 

8月の審査

審査員:角張渉(カクバリズム代表)

プロフィール:1978年仙台市生まれ。インディペンデントレーベル「KAKUBARHYTHM」代表。YOUR SONG IS GOOD、cero、SAKEROCK、VIDEOTAPEMUSIC、キセル、二階堂和美、片想い、mei ehara、思い出野郎Aチーム、在日ファンクなど多数の個性豊かなアーティストが所属している。ジャケット、グッズなどイラストレーターとの仕事も多い。

審査員からひと言:自分がこれまで生活の中だったり、仕事の中だったりでさまざまな素敵なイラストレーションと出会ってきたように、お互いフラットで楽な気持ちで、みなさまと出会えたりしたらすごくうれしいと思ってます! 楽しみです!

<代表的な仕事>

「CALL」 スカート ill:久野遥子
「2019年のサヨナラ(リリーへ)」 片想い ill:おぎわら朋弥

 

10月の審査

審査員:脇田あすか(アートディレクター・グラフィックデザイナー)

プロフィール:グラフィックデザイナー、アートディレクター。1993年生まれ。東京藝術大学デザイン科大学院を卒業後、コズフィッシュを経て独立。あらゆる文化に対してのデザインに携わりながら、豊かな生活をおくることにつとめる。過去の仕事にPARCOの広告、雑誌『装苑』のデザイン、ドラえもん50周年ポスター、ミッフィー展やスヌーピーミュージアムの会場デザインなど。またアートブックやスカーフなどの作品を制作・発表をしている。2019年に作品集『HAPPENING』出版。

審査員からひと言:わたしたちをどこまでも遠く、豊かな場所まで連れて行ってくれる。絵には力があると信じています。時代も国籍も年齢も性別も関係なく、強い個々の魅力とたくさん出会えることがいまからとても待ち遠しいです。

<代表的な仕事>

「IBE 2020 CHRISTMAS」 (IBE) ill:Chiaki Kobayashi
『すごく近い』 Kaho Iwaya+伊藤紺 著 ill:Kaho Iwaya

 


<次回のザ・チョイス>

審査員:前田晃伸(グラフィックデザイナー)

搬送締切日:2021年11月5日(金)必着/直接搬入日:2021年11月8日(月)10時~14

*詳細はこちらをご確認下さい。


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