笹尾光彦さんの展覧会 Bunkamura Galleryと渋谷パルコでほぼ同時開催

「赤の画家」として知られる笹尾光彦さんの展覧会が、渋谷のBunkamura Galleryで11月18日(水)からスタートした。また、渋谷パルコ8階のほぼ日曜日でも11月19日(木)から笹尾さんの個展が開催される。

笹尾さんは広告業界で活躍した後、56歳の時に画家へと転身。以降、1998年から毎年Bunkamura Galleryで展覧会を行なっている。今年はBunkamura Galleryのほか、ロゴマークを手がけた「ほぼ日曜日」でも展示を行うことが決定した。徒歩圏内にある2会場で、多くの絵画作品を1度に見ることが出来る。

今回は、どちらの会場でも笹尾さんがライフワークとする「花」をテーマに、鮮やかな色彩にあふれた作品の数々が並ぶ。

Bunkamura  Galleryに展示されるのは、真っ白な背景と飾り棚が印象的なシリーズ「The Shelf」、不動の人気シリーズ「Red Sofa」の新作など。暮らしのなかにある愛おしいモチーフが、笹尾さんの視点をとおして鮮やかに描かれる。

The Shelf
The Shelf
Red Sofa

またほぼ日曜日では、笹尾さんが赤の画家と呼ばれるきっかけとなった代表シリーズ「Red Frame」や、パリの花屋さんを描いた「A Florist’s in Paris」ほか、150点を超える作品が展示される。掌に収まる小さな額装作品「ミニフレーム」も展示、販売される予定。

A Florist’s in Paris
ほぼ日曜日で展示する作品の一部
人気のミニフレーム

ティーカップ、ソファ、花瓶など、笹尾さんの作品のなかに描かれるのは、暮らしの身近にあるものばかり。その作品の数々をとおして見れば、私たちの日常にある愛おしさや、かけがえのない美しさにも気が付くことが出来るはずだ。ぜひ両会場に足を運び、画家・笹尾光彦が見詰める生活の彩り、その温かな世界観を存分に味わいたい。

 

<プロフィール>

ささおみつひこ/静岡市生まれ。多摩美術大学卒業。日本画家の父の影響で、幼い頃より絵に興味を持つ。大手印刷所デザイナー、外資系広告代理店クリエイティブディレクター、その後制作担当副社長を務め、広告業界で活躍。その間ヨーロッパ、特にパリへ何度も足を運ぶ。仕事のかたわら絵を描き始め、本格的に画家になる決心をする。56歳で、画家へ転身。以来、渋谷のBunkamura Galleryにて、毎年、個展を開催している。

 


 

第23回 笹尾光彦展 花のある風景

会期:11月18日(水)~11月29日(日)

時間:10:00~19:00

会場:Bunkamura Gallery

Webサイト:https://www.bunkamura.co.jp/gallery/exhibition/201118sasao.html

 

笹尾光彦展 FLOWERS

会期:11月19日(木)~12月6日(日)

会場:渋谷PARCO8階 ほぼ日曜日

時間:11:00~21:00 ※営業時間は変更になる場合があります。

Webサイト:https://www.1101.com/hobonichiyobi/exhibition/3047.html


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