絵本作家の仕事ファイル『絵本のいま 絵本作家2023-24』（玄光社）が2023年７月31日（月）に発売される。
205名の絵本作家（画家・文筆家・翻訳家）のさまざまな作品をプロフィールと共に紹介すると共に、過去約２年の間に発刊された絵本を取り上げる「絵本・このところ」や、掲載作家たちが近年愛読していた絵本を紹介する「掲載作家に聞く！ 2021～22年 この一冊」、またアジア諸国の絵本の潮流を取材した「韓国・中国・台湾の絵本のいま」など読み物ページも充実。監修の西須由紀さん、ほそえさちよさん、南谷佳世さんの下、さまざまなテーマで書き下ろされたこれらの特集記事にも注目したい。
2013年の創刊以来６冊目となる今号では、表紙イラストレーションを和歌山静子さん、アートディレクション・デザインを尾崎行欧デザイン事務所が担当。「王さま」シリーズ（作：寺村輝夫／理論社）、『てん てん てん』（福音館書店）など数々のロングセラー絵本を手がけ、画業50年を超える和歌山さんが身近な人々との思い出や読者を思って描いたのは、絵本に乗って空を飛ぶ、馴染み深い絵本の登場人物たち。見る人が自然と笑顔になるような、楽しく朗らかな表紙となった。
作家との出会いを求める編集者、デザイナー、プロダクトの企画者の方々はもちろん、これから絵本作家を目指す方、書籍流通に携わる方、子どもに絵本を与える立場の保護者や指導者の方にも、「絵本のいま」を伝える１冊を、ぜひ手にとっていただきたい。
『絵本のいま 絵本作家2023-24』ページサンプル
