及川賢治さんと竹内繭子さんによるユニット、100%ORANGE。『illustration』No.212でも特集し、現在も本誌に漫画「ひげぼうや」を連載をしている2人の展覧会が、7月13日(火)から千葉県立美術館でスタートする。
本展は、千葉県ゆかりの新進気鋭の作家を紹介し、同時代の美術に親しむ展覧会シリーズ「千葉からはばたく新世代アート展」の第2弾。共に千葉県の出身である及川さんと竹内さんにとっては、故郷で開催される展覧会となる。
1996年にユニットを結成した2人は、装画や絵本、漫画、プロダクトなど、幅広い分野にイラストレーションを提供してきた。中でも2000年代に発表された、新潮文庫「Yonda?」に登場するパンダのキャラクターは、いまなお多くの人々に知られる存在だろう。
展覧会会場では、彼らがこれまでに手がけてきた書籍やグッズ、プロダクトなどを展示。また、それらの原画も同時に見ることが出来る。一目見れば誰もがにっこりと微笑んでしまう、100%ORANGEの多彩な仕事の数々。2人のクリエイションを間近で見られる貴重な機会に、ぜひ足を運んでみては。
〈プロフィール〉
100%ORANGE(ひゃくぱーせんとおれんじ)/及川賢治(1975年〜、多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業)、竹内繭子(1974年〜、文化服装学院卒業)により1996年に結成されたユニット。イラストレーション、絵本、漫画、アニメーションなどを制作している。『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』(岩崎書店)で、第13回日本絵本賞大賞を受賞。最近の展覧会に「100%ORANGE展 本の絵、絵の本」(2018年、まなびあテラス、山形県)。
「千葉からはばたく新世代アート展 千葉の新進作家vol.2 100%ORANGE オレンジ・ジュース」
会期:2021年7月13日(火)~9月20日(月・祝)
休館日:毎週月曜日(ただし月曜日が祝日・振替休日に当たる時は開館し、翌日休館。また9月14日(火)は臨時休館日。)
開館時間:9:00〜16:30
夜間開館日:9:00〜19:30
(7月31日、8月6日、7日、8日、13日、14日、20日、21日、27日、28日、9月3日、4日)
会場:千葉県立美術館
住所:千葉市中央区中央港1-10-1
入場料:一般300円、高・大生150円 *65歳以上、中学生以下、障害者手帳をお持ちの方及び介護者1名は無料
公式Webサイト:http://www2.chiba-muse.or.jp/www/ART/contents/1620715045419/index.html