絵本作家の仕事ファイル『絵本のいま 絵本作家2025-26』（玄光社）が2025年８月26日（火）に発売した。
隔年で刊行している絵本作家の仕事ファイル『絵本のいま』７号目となる今号では、絵本作家（画家、文筆家、翻訳家）181名のさまざまな作品を、プロフィールと共に紹介する。
表紙のイラストレーションを手がけたのは、「パンどろぼう」シリーズをはじめ、絵本作家として大活躍している柴田ケイコさん。アートディレクション・デザインは前号に引き続き、尾崎行欧デザイン事務所が担当した。柴田さんにとって絵本とは「共に生きている友だち」なのだそう。そんな思いをこめて、ちょっとおかしみのあるキャラクターたちが、絵本の中に入って遊んでいる様子を描き下ろしてくれた。柴田さんの創作の背景を知るインタビューも併せて楽しんでほしい。
また、過去約２年の間に発刊された絵本を取り上げた「絵本・このところ」や、掲載作家たちが近年愛読していた絵本を聞いた「掲載作家に聞く！ 2023～24年この１冊」、展示や原画の管理など絵本と美術館の関わりを紹介する「絵本と美術館」、絵本がどのように戦争を描いてきたかを知る「戦後80年 絵本はどのように戦争を描いてきたか？」など、読み物ページも充実。多角的な視点で「絵本のいま」を知ることのできる特集記事にもぜひ注目してほしい。
作家との出会いを求める編集者、デザイナー、プロダクトの企画者の方々はもちろん、これから絵本作家を目指す方、書籍流通に携わる方、子どもに絵本を与える立場の保護者や指導者の方にも、ぜひ手に取っていただきたい「絵本のいま」を伝える１冊だ。
『絵本のいま 絵本作家2025-26』ページサンプル
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