編集部ピックアップ！　今週末に行きたい展覧会６月21日（土）～６月22日（日）

イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。東京・横浜で開催中の気になる展覧会をご紹介します！　お散歩をしながらギャラリー巡りはいかがでしょうか。

おみやげ水族館

横浜・石川町のatelier art space and shop Mでは、９名のクリエイターによるグループ展「おみやげ水族館」が今週末22日（日）まで開催されています。

水族館をテーマに、イラストレーション原画や「おみやげ」グッズが大集合！　シールや缶バッジ、キーホルダー、ぬいぐるみなど、作家の個性が光るさまざまなグッズとレトロな雰囲気が、いつの日かの水族館を思い出させてくれるようです。友だちと色違いでお揃いを買ってもよし、子どもの頃の夢を叶えるべく好きなだけグッズを買ってもよし。それぞれの楽しみ方でここだけの特別な水族館を満喫してみてください。

＜参加作家＞

清水、ア〜ミ〜、ぅょぅょバード、影山紗和子、かにわに、卒業生代表プロダクツ、ハヤシレナ、縫星、みなはむ

とやちかこ 個展「開運日和」

六本木ヒルズ A/Dギャラリーでは、イラストレーター・とやちかこさんの個展が今週末22日（日）まで開催中です。

「幸せを運んでくれるような作品にしたい」という思いから、縁起の良いモチーフを意識して取り入れているとやさん。そこにメルヘンの要素や鮮やかな色彩、そして少し非現実的演出を交えて、独自の幻想的な世界を描いています。

今回は「福を招く」ポーズなどを織り交ぜ、ポップで晴れやかな雰囲気も目指したのだそう。新作と数年前から取り組んでいる、名画を愛らしい動物たちで表現した「Loving Masterpiece」シリーズもあわせて20点あまりを展示。かわいい作品できっと幸せな気持ちになれる、開運効果間違いなしの本展にぜひ足を運んでみてください。

＜プロフィール＞

とやちかこ／京都府生まれ、東京在住。会社員などを経て、2012年より創作活動を開始。イラストレーターとして活動する傍ら、個展や国内外の企画展に参加し、近年はアーティストとしての表現に力を注いでいる。「境界線のない融和」をテーマに、いきものたちの愛らしさやたくましさを、幻想と日常を行き来しながら描く。鮮やかな色彩と柔らかな視点で、見る人を物語のような世界へと誘う。

中島花野 個展「Not good / Not bad」

『イラストレーション』No.246の「人を描く2025」で特集した、中島花野さんの３年ぶりとなる個展が、蔵前のTOKYO PiXEL. shop & galleryで開催されています。

会場に並ぶのは「良くもない、悪くもない。そういう日が毎日の大半だけれど、そんな通常運転の日々って意外と愛おしいかもしれない」というテーマで制作された新作。初めての画材も取り入れ、すべてアナログで制作したのだそう。原画の色や筆致から、新たな魅力を感じ取ってみてください。また複製原画や画集、グッズも販売されるので併せてお楽しみください。

＜プロフィール＞

中島花野／長野県松本市生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。イラストレーション青山塾ドローイング科修了。装画、広告などにイラストレーションを提供すると共に、人物イラストをメインとした自主制作を行なっている。

リニューアルした「イラストレーションファイルWeb」展覧会情報ページでは、登録イラストレーターの展覧会のお知らせを掲載しています。ぜひご覧ください。

３月31日（月）発売の『イラストレーションファイル2025』（玄光社）。上巻には「あ～さ行」の416人、下巻には「た～わ行」の374人を収録しています。