1月18日(木)に発売する『illustration』No.241では、絵本作家として「いのち」をテーマに作品を発表し続けるいせひでこさんを30ページにわたり特集する。表紙を飾るイラストレーションは、今号のためにいせさんに描き下ろしていただいた。
特集 いせひでこ
本特集では、いせさんにとって約10年ぶりとなる創作絵本『ピアノ』の制作過程を取材するほか、「木」をテーマとした3部作絵本『ルリユールおじさん』『大きな木のような人』『まつり』を取り上げる。また、刊行に至らなかった幻の絵本の原稿やタブロー、未公開のスケッチなども収録。いせさんが創作の主題とし、木や人、動物、音楽など、さまざまな角度から描いてきた「いのち」に迫る。
特集 みやこしあきこ
大学在学中から絵本を作り始め、日本絵本賞大賞、ボローニャ・ラガッツィ賞フィクション部門優秀賞など、名だたる賞を数多く受賞してきたみやこしあきこさん。リトグラフをはじめさまざまな画材や手法で描かれる自作絵本やイラストレーションの仕事をご紹介すると共に、長野県に構えるアトリエでのインタビューも収録する。
特集 しおたにまみこさん
『たまごのはなし』が2021年にブラチスラバ世界絵本原画展で金牌を受賞し、続く絵童話シリーズ『いちじくのはなし』と共に人気を博すしおたにまみこさん。鉛筆で隅々まできめ細かく描かれる唯一無二の世界観で、読む人を魅了する作品群を紹介する。しおたにさんの人柄を感じられるインタビューも必読。
特集 牧野千穂
温かみがあり質感を感じさせる印象的なパステル画で、書籍装画をはじめ、数多くのイラストレーションを手がけてきた牧野千穂さん。近年、絵本分野での活躍も目覚ましい牧野さんの、お仕事を紹介するほか、インタビューでは絵本とイラストレーションそれぞれの取り組みについてお聞きした。
そのほか、コロナ禍で規制された外国との往来が活発になり、日本を訪れた多くの絵本作家・編集者たちの出版する絵本や近年の活動を、交流の深い方々の言葉でお伝えする「この秋、日本を訪れた絵本の作家と編集者の仕事」や、平井利和さん、二宮由希子さん、芦野公平さんの3名に「2023年の気になるイラストレーション」をテーマにお話しいただいた「イラストレーター座談会 第6回」、100%ORANGEさんによる好評連載「ひげぼうや」など、充実の内容。
いせひでこさんの巻頭特集に始まり、気鋭の絵本作家や海外の絵本作家のお仕事を盛りだくさんでご紹介する今号を、ぜひ手に取って欲しい。
『illustration』No.241は、現在予約受付中!