イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。東京で開催中の気になる展覧会をご紹介します! 会期終了が迫っているものもありますので、お見逃しなく。
*新型コロナウイルス感染症の対策として会場毎に注意事項が設けられています。事前に情報をお確かめの上、無理のない範囲でお出かけください。
庄野ナホコ「ちいさなゾウ」絵本原画展
表参道の山陽堂書店2階のGALLERY SANYODOでは、イラストレーター・絵本作家庄野ナホコさんの個展が開催中です。
『ちいさなゾウ』(講談社)発売を記念し、絵本原画の展示や、オリジナル作品が展示販売されます。 大好きなクローバーの食べ過ぎで、寝床のマッチ箱に入らなくなってしまったちいさなゾウが、新たな寝床を探しに行く物語です。ちいさなゾウの冒険を、ぜひご覧ください。
会期: 2023年11月6日(月)~11月18日(土) *日休
会場: GALLERY SANYODO(山陽堂書店2階)
住所: 東京都港区北青山3丁目5−22(Google Map)
時間: 平日11:00〜19:00 土曜日11:00〜17:00 初日11月6日(月)のみ13:00〜19:00
〈プロフィール〉
庄野ナホコ/イラストレーター・絵本作家。絵本に『ルッキオとフリフリ』シリーズ(講談社)、『二番目の悪者』(作 林木林・小さい書房)、「バレエのおけいこ」(作 石津ちひろ・ブロンズ新社)などがある。
内山亜紀×田中かえ「近未来少女展」
高円寺のギャラリーVOIDでは、美少女イラストの巨匠・内山亜紀さんと、若手イラストレーター・田中かえさんによるコラボ展が開催されています。
新作ドローイングや、新たな作画技法を取り入れた内山亜紀さん監修・チーム内山工房制作による作品のほか、お互いにシンパシーを感じ合った両作家による初の共作も展示販売されます。世代を超えた両作家が生み出すレトロフューチャーな世界を、お見逃しなく。
〈プロフィール〉
内山亜紀/1952年巣鴨生まれ。漫画家。1977年デビュー。「月刊OUT」「月刊PEKE」(みのり書房)などで短編発表後、「漫画ハンター」(久保書店)を皮切りに、内山亜紀の名義で エロ漫画家として活動開始。1980年代には伝説のオムツ漫画 『あんどろトリオ』を連載。当時のロリコンブームの後押しもあり、 美少女作家の第一人者となる。
田中かえ/1995年神奈川県生まれ。イラストレーター。 手塚治虫・吾妻ひでおから影響を受け、イラストレーションを描き始める。多摩美術大学を卒業後、アーティスト活動を開始。 近年では、乃木坂46や、モモコグミカンパニー(BiSH)、 「オニツカタイガー」、「ビームス」など、さまざまなジャンルとコラボレーションをしている。
BRIDGE SHIP HOUSE LIMITED SHOP “CLOCK SHIP HOUSE”
『イラストレーション』No.240で特集した、BRIDGE SHIP HOUSEさんによる期間限定の時計屋さん「CLOCK SHIP HOUSE」が、BLUE POOLに期間限定オープン。
一見プロダクト製品のようにも見える時計は、1つ1つがBRIDGEさんの手から生み出されたアートピースです。BRIDGEさんの代表的なアイコンの1つである3つ目のキャラクター「bystander」の足が時計の針になっている作品には、数字の表記がなく、短針・長針の区別も付かない作りで、時計でありながら「時間ばかり気にして生きるな」というユニークなメッセージが込められているかのようです。
BRIDGE SHIP HOUSE LIMITED SHOP “CLOCK SHIP HOUSE”
会期: 2023年11月18日(土)~11月26日(日) *会期中無休
会場: BLUE POOL
住所: 東京都世田谷区等々力7-14-4 B1(Google Map)
時間: 14:00~19:00
〈プロフィール〉
BRIDGE SHIP HOUSE/インディペンデントアーティスト。主にブラシを使い、オルタナティブコミックやアートトイに影響を受けた作風でインナーワールドを描く。都内のアトリエにてアートワークやグラフィックデザイン、撮影を一人で行っている。“Matthew”という4つ目のウサギが代表的なアイコン。
「イラストレーションファイルWeb 展覧会情報」のページには展覧会やイベントの情報を多数掲載中。ぜひご覧ください!
10月18日発売の『イラストレーション』No.240では、約50ページにわたり、長場雄さんを特集しています。
9月29日発売の『ファッションイラストレーション・ファイル2023』では、212名がいまを捉え描き出した、さまざまなファッションイラストレーションを掲載しています。