イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。東京で開催中の気になる展覧会をご紹介します! お散歩をしながらギャラリー巡りはいかがでしょうか。
原倫子『Lost and Found.』作品集発売記念展
雑誌の挿絵や書籍の装画など、エディトリアルを中心に活躍するイラストレーター・原倫子さん初の作品集『THE VISUAL 原倫子作品集 Lost and Found.』(トゥーヴァージンズ)が2025年3月に発売されたことを記念し、代官山蔦屋書店で個展が開催中です。
作品集のカバー&表紙の描き下ろし原画のほか、収録作品も合わせて20点以上を展示。2018年頃の初期作品も見ることができます。奥底にあるいつかの記憶を思い出すような、不思議な気持ちにさせてくれる情景。どこかに忘れてきてしまった思い出も、原さんの描く作品をとおしてもう一度拾うことができるかもしれません。
会期: 2025年5月12日(月)~6月1日(日) *会期中無休
会場: 代官山蔦屋書店2号館 1階 ギャラリースペース
住所: 東京都渋谷区猿楽町17−5(Google Map)
時間: 9:00〜22:00
しらいしののこ 個展「わたしたちはチームメイト」
イラストレーター・しらいしののこさんの個展が、TEGAMISHA ART GALLERYで開催されています。
しらいしさんにとって、“どうぶつ”は「上も下もなく、みんな自由に、それでいてちゃんと支え合って生きている“チームメイト”」だといいます。そんな風に向き合い、関係性を築きたいと願っているしらいしさんによる、どうぶつ愛に溢れた本展。ぜひ、その親密な雰囲気やユーモラスな表情をぜひお楽しみください。
会期: 2025年5月21日(水)〜6月1日(日) *月、火休
会場:TEGAMISHA ART GALLERY
住所: 東京都調布市国領町2-12-19 goodroom residence 調布国領1F(Google Map)
時間: 12:00〜18:00
たし 個展「いつもの ぎしき」
イラストレーター・たしさんの個展が参宮橋のピカレスクアートギャラリーで開催中です。
水彩絵具を用いて自然の風景を描いているたしさん。本展は「豊かさ」ってなんだろう? という問いから出発しました。儀式は祈りや願いを扱い、また日々の暮らしにも繋がります。「儀式」をテーマにすることで、豊かさを知るきっかけになるのではないかという思いで作品が制作されました。日々暮らしている中で自然に、あるいは意識的に行う感謝の表現や、自分に嬉しみを与えるような行為。それらもきっと「儀式」なのだと、たしさんは語ります。
会場に並ぶのは架空のどこかのだれかの「儀式」と、 たしさん自身の日々の「ぎしき」を描いた作品たち。そこには、日々に嬉しさをプラスするヒントが隠れているはずです。
会期: 2025年5月28日(水)~6月8日(日) *月、火休
会場: ピカレスクアートギャラリー
住所: 東京都渋谷区代々木4-54-7(Google Map)
時間: 11:00〜18:00
夜の特別営業日:5月29日(木) 、6月5日(木)18:00〜21:00
作家在廊日時:
5月28日(水)14:00〜17:00
5月31日(土)14:00〜17:00
6月4日(水)14:00〜17:00
6月7日(土)14:00〜17:00
6月8日(日)14:00〜17:00
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『イラストレーションファイル2025』下巻