イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。東京で開催中の気になる展覧会をご紹介します! 熱中症にはお気を付けてお出かけください。
マルミミネコ 個展「fluffy」
イラストレーター・マルミミネコさんの個展が、吉祥寺の古本屋「一日」で開催されています。
マルミミさんがクリーム色の薄い紙に繊細に描いたfluffy=ふわふわな動物たちは、透けてしまうほど弱々しく見えても彼らはしっかりとしたユーモアを胸に抱いています。本展では、fluffyな動物達の原画とfluffyなぬいぐるみ達が展示されます。ぜひ会場にて、どこか不思議でノスタルジックなfluffyに包まれてみてはいかがでしょうか。
〈プロフィール〉
マルミミネコ/2000年生まれ、岡山県在住、イラストレーター。2022年からイラストレーター活動を開始、クリーム色の紙に繊細に描いた少しユーモアを含む動物イラストやアクリル絵具を用いたレトロな女の子のイラストを描いている。最近ではウサギやねこのぬいぐるみも制作している。
水森亜土展「OMURAiSU」
長きに亘り日本の「カワイイ」カルチャーをリードしてきた水森亜土さんこと“亜土ちゃん”の個展が、吉祥寺のにじ画廊で開催されています。
昭和レトロな懐かしの亜土ちゃんグッズ、見ごたえのある劇団ポスター原画などの展示をはじめ、オリジナルグッズ、亜土ちゃん自身が手がける手彩色版画、描き下ろし絵画の販売も。とびきりポップでキュートでレトロでセクシーなたくさんの「カワイイ♡」が詰まった空間にぜひ足を運んでみてください。
会期: 2024年7月25日(木)〜8月6日(火) *水休
会場: にじ画廊
住所: 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2-10(Google Map)
時間: 12:00~20:00 *最終日18:00まで
*「一日」と「にじ画廊」のはしごもおすすめです。
〈プロフィール〉
水森亜土/東京・日本橋生まれ。高校卒業後、ハワイに遊学。アクリルボードに両手で絵を描きながら歌を歌うという印象的なパフォーマンスでデビュー。画家・イラストレーター・ジャズ歌手・女優などジャンルを越えて個性あふれる才能を発揮する稀有なアーティスト。「水森亜土」のイラストは、誰にとっても懐かしくて新鮮。世代を超えて人気を博し、日本女性の「かわいい!」という感性をずっとリードしてきた。
谷口智則 個展「MONKEY COFFEE&BOOKS」
絵本作家・谷口智則さんの個展が、表参道の山陽堂書店2階「GALLERY SANYODO」で開催されています。
架空のコーヒーショップ「MONKEY COFFEE&BOOKS」を舞台にした描き下ろし原画が展示販売されるほか、絵本やグッズ、オリジナルマグカップの販売も。さらに3日(土)には、店内の窓ガラスへの公開制作・絵本へのサイン入れ、31日(土)には、絵の公開制作・絵本読み聞かせ・ 絵本へのサイン入れを開催するなど、イベントも充実しています。ぜひ会場でしか体験出来ない谷口さんのコーヒーショップをお楽しみください。
会期: 2024年8月1日(木)~8月31日(土) *日休(*8月11日〜8月18日 は夏季休業)
会場: GALLERY SANYODO(山陽堂書店2階)
住所: 東京都港区北青山3丁目5−22(Google Map)
時間: 平日11:00〜19:00 土曜日11:00〜17:00
イベント(作家在廊日)
8月3日(土)11:00〜17:00 店内の窓ガラスへの公開制作・絵本へのサイン入れ
8月31(土)11:00〜17:00 絵の公開制作・絵本読み聞かせ・ 絵本へのサイン入れ
〈プロフィール〉
谷口智則/1978年生まれ。金沢美術工芸大学日本画専攻卒業。主な絵本に『サルくんとお月さま』、『100 にんのサンタクロース』(共に文溪堂)など柴田元幸責任編集文芸誌『MONKEY』(スイッチパブリッシング刊 )の創刊号の表紙画なども手がける。今年でデビュー20周年。
リニューアルした「イラストレーションファイルWeb」展覧会情報ページでは、登録イラストレーターの展覧会のお知らせを掲載しています。ぜひご覧ください。
7月18日(木)発売の『イラストレーション』No.243の特集「部屋と建物を描く」では、井田千秋さん、塩谷歩波さん、埜々原さん、IC4DESIGNさん、Peccoさんを取材しています。
8月5日(月)発売の『キャラクターファイル2024-25』では、イラストレーター190人が生み出す多種多様で、素敵なイラストレーション、キャラクターたちを掲載しています。