イラストレーション編集部が週末に行きたい展覧会をピックアップ。東京で開催中の気になる展覧会をご紹介します! 会期終了が迫っているものもありますので、ぜひお見逃しなく!
新型コロナウイルス感染症の対策として会場毎に注意事項が設けられています。事前に情報をお確かめの上、無理のない範囲でお出かけください。
勝倉大和の「字遊」展
文字とそれにまつわる物が大小複雑に融合された世界を描くイラストレーター・勝倉大和さんの個展が、原宿・ギャラリールモンドで開催中です。
「字遊(じゆう)展」の名前のとおり、思いっきり字で遊んで描いたという作品たち。よく目を凝らして見ると、至るところに面白いアイデアが。“自由“な発想で描かれる勝倉さんの文字をすべてを読むことが出来るでしょうか?
会期: 2023年3月7日(火)〜3月12日(日) *会期中無休
会場: ギャラリールモンド
住所: 東京都渋谷区神宮前6-32-5 ドルミ原宿201(Google Map)
時間: 12:00〜20:00 *最終日17:00まで
〈プロフィール〉
勝倉大和/1986年生まれ。東京都足立区出身。2008年創形美術学校イラストレーション科卒業。
ホセ・フランキー 作品展「うめがあったら、はいりたい」
羽釜で炊いたご飯と梅干しなどの食事を楽しめる浅草の「梅と星」2階で、イラストレーターのホセ・フランキーさんの個展が今週末まで開催中。
梅の情報冊子として、和歌山県田辺市、「梅と星」運営のBambooCutと共に制作した絵本『うめがあったら、はいりたい』(紀州田辺うめ振興協議会)の複製原画や、新旧のオリジナル作品を見ることが出来ます。
絹本に岩絵具などの古典的な画材を使用し日本画のような雰囲気でありながら、じわじわと滲み出てくる哀愁とおかしさ。美味しいお食事と共に、ホセさんの描くシュールな世界をご覧ください。
〈プロフィール〉
ホセ・フランキー/イラストレーター、画家。1971年、北海道生まれ。 東京在住。武蔵野美術大学油絵学科卒業。リリー・フランキーのアシスタントを経て2000年に独立。雑誌、書籍、広告、ウェブを中心に制作。チョイス年度賞 優秀賞、Swatch Young Illustrators Award 2010 ノミネート。
まつむらまいこ 原画展「いっぴきおおかみとおほしさま」
西荻窪のURESICAでは、まつむらまいこさんの絵本『いっぴきおおかみとおほしさま』(小学館)の発売を記念した個展が開催されています。
絵本原画の展示と描き下ろし作品を展示販売するほか、描き下ろしのイラストレーションを使った紙モノの詰め合わせセットも販売されるそうです(展示2週目より)。美しい青色に満ちた空間で、ぜひゆっくりと作品を眺めてみてはいかがでしょうか。
〈プロフィール〉
まつむらまいこ/1985年奈良生まれ。京都精華大学でデザイン専攻。在学中最後の冬にボローニャ国際絵本原画展に入選。絵本に『きょうはもうねます』『まどのむこうには』『ちいさな本のつくり方』『わたしのたからばこ』『はじまる はじまり』他(以上、自費出版)、『おやすみてんし』(絵本塾出版)『あなたはせかいのこども』(ほるぷ出版)『わたしはしらない』(えほんやるすばんばんするかいしゃ)、絵を手がけた本に『絵のない絵本』(岩波書店)などがある。
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