イラストレーション編集部が今週末に行きたい展覧会やイベントをピックアップ。今年も残すところあと1ヶ月、年末にかけておすすめの展示が盛りだくさんです。今週はそのなかから厳選した3つの展覧会をご紹介します!
こうのかなえ展「L’oiseau bleu / ロワゾー ブルー」(東京・青山)
モーリス・メーテルリンク作の童話劇「青い鳥」の世界観を描いた作品が展示されます。クリスマスイヴの夜から始まるこの物語をモチーフに、雪が深々と降る静かな夜のような神秘的な空間を作られたとのこと。開催は土曜まで。
こうのかなえ展「L’oiseau bleu / ロワゾー ブルー」(東京・青山)
会期: 2020年11月30日(月)~12月5日(土)
会場: MAYA2(GALLERY HOUSE MAYA裏手)
住所: 東京都港区北青山2-10-26
時間: 11:30~19:00(最終日17:00まで)
<プロフィール>
こうのかなえ/香川県出身。神奈川県 葉山在住。パレットクラブ13期生。鈴木成一装丁イラストレーション塾 2期生。ザ・チョイス 第173回入選。
丹野杏香・早瀬とび・中村ころもち・村松佑樹「え×がく展 VOL.6 〜暮らしの中へ〜」(東京・清澄白河)
作品(え)×額(がく)を合わせて、暮らしのなかへと、作品を提案していく企画グループ展。誰かの「暮らし」の中に寄り添って、そっと心を包んだり、背中を押したり。4名のイラストレーターのみなさんの作品から、そんな前向きな力を感じてみませんか。会期中はSNSやオンラインでの作品紹介も楽しめます。
丹野杏香・早瀬とび・中村ころもち・村松佑樹「え×がく展 VOL.6 〜暮らしの中へ〜」(東京・清澄白河)
会期: 2020年11月27日(金)~12月7日(月)※30日(月)、1日(火)休
住所: 東京都江東区清澄2-6-12
時間: 12:00~19:00(最終日17:00まで)
<プロフィール>
丹野杏香 /1994年生まれ。2017年東洋美術学校卒業。その後フリーランスのイラストレーターとして活動を始める。NHK Enjoy Simple Englishの挿絵、日本のZINEについて知ってることすべて(誠光社)装画、別冊太陽「京都が京都である理由。」の挿絵などを手掛ける。国分寺在住。
早瀬とび/イラストレーター。1991年生まれ、東京都在住。パレットクラブスクール卒業。『イラストレーション』誌 ザ・チョイス 第213回、215回入選。これまでの仕事に『小松とうさちゃん』(絲山秋子著/河出書房新社)文庫カバー装画、『暮しの手帖』掲載「シネマ・シバヤマ」挿絵など。
中村ころもち/1992年 千葉県生まれ。 2015年 東京学芸大学 教育学部 初等教育教員養成課程 美術選修 卒業。2017年 東京学芸大学大学院 教育学研究科 美術教育専攻 修了。
村松佑樹/山梨に生まれる。アーティスト・イラストレーター。山や自然、道具、器などをモチーフにペインティング/ドローイング/立体による作品を制作している。
UC EAST 個展「MOTHER」(東京・半蔵門)
大阪を中心に活動するペインター・UC EASTさんが、東京では初となる個展を開催。抽象的でありつつも人間の一部のようなモノクロの物体は、手や指、腕などの身体を使って描かれています。今回はご自身のお母さんへの想いから”いま絵を描くこと”に向き合った作品群が並びます。
UC EAST 個展「MOTHER」(東京・半蔵門)
会期: 2020年12月3日(木)~12月11日(金)
会場: ANAGRA
住所: 東京都千代田区平河町1-8-9 B1
時間: 平日15:00〜22:00/土日14:00〜21:00(最終日20:00まで)
<プロフィール>
UC EAST/1989年生まれ。画家、ペインター。2006年、ライブペイントを主軸に活動を開始。2009年に初個展。以降、公開制作展やグループ展など作品展示にも意欲的に行う。その他にも壁画、CDジャケット、zine、Tシャツ、フライヤーなどの作品を発表。その時々により様々な手法で作品を制作している。
新型コロナウイルス感染症の対策として会場毎に注意事項が設けられています。事前に情報をお確かめのうえ、無理のない範囲でお出かけ下さい。
最新号『イラストレーション』No.228では画家のnakabanさん、絵本作家・イラストレーターの植田真さんを大きく特集。それぞれの多岐にわたる活動に加え、2人が共に手がけた絵本や展示についてもご紹介します。