市谷の杜 本と活字館で、観て・体験して・学べる「探検!雑誌づくり工場(中とじ編)」展が開催中

2020年11月にオープンした本づくりの文化施設「市谷の杜 本と活字館」で、雑誌づくりの現場を学べる「探検!雑誌づくり工場(中とじ編)」展が開催されている。期間は10月30日(日)まで。

本展では、普段見られない印刷工場での作業プロセスをアウトドア雑誌『BE-PAL』(小学館)2022年7月号を題材に、印刷工程を紹介している。

出版社の編集部からの入稿や修正指示、印刷会社でのデータ修正、印刷用原版を作る刷版(さっぱん)、印刷、針金で製本する「中とじ」などの工程を写真や動画で解説するほか、修正指示書や印版、製本前の刷り本など、工程ごとにさまざまな現物を展示する。

また館内では、展示解説パンフレットを自分で製本出来る「中とじ製本体験コーナー」も。見学だけでなく、実際に体験して楽しめる内容になっている。

ロール状の印刷用紙(巻取)を印刷機にセットする(撮影:高井潤)
印刷した用紙をページ順に並べる“丁合(ちょうあい)”の工程(撮影:高井潤)

本展のメインビジュアルはイラストレーターの岡野賢介さん、展示グラフィックはグラフィックデザイナーの荒井胤海さん、展示デザインは中沢仁美さん(シービーケー)が担当。岡野さんのかわいらしいイラストレーションは展示パネルの解説をわかりやすく表現しており、展示空間は工場見学に来たかのようなデザインで、大人も子どもも楽しめる空間になっている。

入館料・中とじ製本体験は無料。完全予約制なので、公式サイトを要チェック。

 


体験!雑誌づくり工場(中とじ編)展

会場:市谷の杜 本と活字館

〒162-8001 東京都新宿区市谷加賀町1-1-1

会期:2022年7月16日(土)〜10月30日(日)

休館日:月曜・火曜(祝日の場合は開館)

営業時間: 平日 11:30~20:00 土日祝 10:00~18:00

公式サイト:https://ichigaya-letterpress.jp/gallery/000259.html


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