BRIDGE SHIP HOUSEさんと大桃洋祐さんの個展がLurf MUSEUMにて同時開催!

ポップさとダークさを併せ持つアイコンとグラフィカルなタッチで人気を博すアーティスト・BRIDGE SHIP HOUSE(ブリッジシップハウス)さんの個展「HEAR THE VOICE」と、カラフルな色使いで温かくチャーミングな世界を描き出す大桃洋祐さんの個展「Walk around my town」が、東京・代官山のLurf MUSEUMで開幕した。

BRIDGE SHIP HOUSEさんの個展は1階カフェスペース、大桃さんの個展は2階の展示スペースでの同時開催となる。会期はどちらも10月2日(月)まで。

 


HEAR THE VOICE

BRIDGE SHIP HOUSEさんの個展「HEAR THE VOICE」では、代表的なアイコンである4つ目のウサギのキャラクター“Matthew”が描かれたものを中心に、約40点の作品が展示されるほか、展示スペースであるカフェ店内に作品の世界観を堪能できる特別エリア「BRIDGE SHIP HOUSE」席が用意される。

展覧会に合わせて用意されたグッズは、Tシャツやグラスといった普段使い出来るものはもちろん、受注生産のスケートデッキスツールなどもあり、ファンにはたまらない特別なラインナップに注目したい。

 

Walk around my town

2階の展示スペースでは、大桃洋祐さんの個展「Walk around my town」が開催。初挑戦の大型作品を含む約30点が展示され、大桃さんにとって初めての個展「ぼくの街においでよ」から5年を経たこれまでを総括する内容となっている。かわいらしいキャラクターやにぎやかな街並みが描かれたグッズも、日常を彩ってくれること間違いなし。

また会場では、9月20日(水)に玄光社から発売される作品集『ON THE CORNER』の先行販売も行われている。大桃さんの作品集を、いち早く手に入れることの出来る機会。展示される作品と共に、大桃さんの5年間を振り返るこの本を、ぜひ手に取って見ていただきたい。

▲大桃洋祐作品集『ON THE CORNER』

 


BRIDGE SHIP HOUSE

 – Artist Statement

自分はいつも「一人で没頭して過ごす」という感覚を持っている。

部屋にこもって集中するときも、好きなものを見に出かけるときも、お金を稼ぐために働くときも誰とも一体化することなく、一人で黙々と。

“Matthew”は、そんな気持ちの象徴として生まれた。

数年後、自身の中で他者への関心が高まった頃に個性的な人たちが自発的に関わることで仲間になっていくシリーズ”bystander”が生まれた。

大きなカフェスペースという人と人が交流する場所で個展を開催するにあたり、この空間でしか表現できないテーマで作品作りを心がけました。

人との交流は意見の交換です。例えば、だれかとお茶を飲みに行くとき、いろいろな話を交わすことで、相手のエッセンスが自分の中に混ざっていく。店を出る頃には、自分はここに来る前とは少し別の人になってしまっている。

交流によって自分の純度が変わるということを“bystander”で描き、誰とも交流しないことでは自分は変わらないということを表現するために”Matthew”を使うことにしました。HEARという単語は大きな耳を持つMatthewに、VOICEという単語は大勢いるbystanderにそれぞれリンクしている。

2つの価値観をつなぐタイトルとして、「HEAR THE VOICE」に決めました。

Profile

インディペンデントアーティスト。主にブラシを使い、オルタナティブコミックやアートトイに影響を受けた作風でインナーワールドを描く。都内のアトリエにてアートワークやグラフィックデザイン、撮影を一人で行っている。

“Matthew”という4つ目のウサギが代表的なアイコン。

ウェブサイト
Instagram@bridge_ship_house

 

大桃洋祐

 – Artist Statement

「Walk around my town」では、実際には存在しない架空の街を描いている。その街には雰囲気の異なるエリアと、ランドマークとなる特徴的な場所が存在する。僕はキャンバスの上に道を敷き、建物を並べ、木を植えて、街灯を灯す。積み木で遊ぶような感覚で、街の姿が広がっていくのを楽しんでいる。そして自分が生活の中で感じるささやかな喜びや感動を、この街に暮らす人々の姿を通して描いている。

この度、僕の過去5年ほどの画業をまとめた作品集『ON THE CORNER』が玄光社より出版されることとなった。

僕が初めての個展「ぼくの街においでよ」を開いたのが5年前のこと。今回の個展「Walk around my town」は「ぼくの街においでよ」から今現在までの自分を総括する意味を持っている。展示されている作品の中には、僕が過去に描いてきたモチーフや似た構図が、セルフオマージュとして沢山描かれている。僕のこれまでの活動を見てきてくださった方は勿論、今回はじめて僕の絵を観てくださったという方も、是非『ON THE CORNER』のページをめくってみてほしい。

僕が“今”描いているものも、僕がこれまで描いてきた全てのものに繋がっているのだと感じてもらえるんじゃないだろうか。

Profile

1985年生まれ、千葉県出身。東京藝術大学デザイン科卒業、同大学院修了。アニメーション作家、イラストレーター、絵本作家として活動する。著作に絵本『 ぼくらのまちにおいでよ』(小学館) 、『ハムおじさん』(徳間書店)がある。

ウェブサイト

Instagram@omomo_yosuke

Twitter@omomo_yosuke


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